映画『ダ・ヴィンチ・コード』の
5月全世界同時公開を前に、文庫本発売、
筆者ダン・ブラウンのデビュー作『パズル・パレス』発売
しかも上下巻で(一冊でいいだろ!ダ・ヴィンチなんて3巻!)
元祖メディアミックスの雄・角川書店、商売上手~!!
で、読みましたよ。
面白いのか?と問われたら、個人的には
『天使と悪魔』>>『ダ・ヴィンチ』>『パズル』>『デセプション・ポイント』
洋モノって、人の名前覚えるまで大変じゃないですか。
しかもサスペンスだと、FBIやら地元警察やら管轄がいっぱい出てきて
「トムって誰?」と表紙折り返しの人物紹介で再確認、再々確認、再々再・・・。
でもね、この人の作品の場合、そんなことがないの。
人物もすぐに覚えられるし(『ダ・ヴィンチ』とどう違うのか)
その世界にすんなり入れて、グイグイいくエンターテインメント性は抜群。
10年前に発刊された荒削りのデビュー作といえ、一夜漬け。
充分「脚本を読んでいる北島マヤ@ガラスの仮面」状態になれました。
ブツブツブツ・・・・(白目)、マヤ!恐ろしい子!
サスペンスなんで、概要は書かないけど
今回の舞台はアメリカでも謎に包まれている国家安全保障局(NSA)。
暗号解読官として勤めるスーザンが呼び出されると
暗号難読のソフトの流布と引き換えに、
全世界の通信を傍受・解読できるNSAのスーパーコンピューターの存在を
世の中に公表しろと脅迫が・・・・。
何がびっくりしたかって、作者ダン・ブラウンがこの物語を書いたきっかけが
教師時代、教え子が政府の批判をメールで流したら
翌日、その生徒の元に、FBIが来たんだって。怖い~。
怖い!まあ、会社のメール内容も、どのHPを閲覧したかも
システム部の人は丸分かり、って言うもんね。
あたしなんて、会社の批判、上司の悪口、社内メールで流出しまくり。
間違った相手に、別部署の部長にTVフリークのドラマのコメント
送ったこともあるしね。「マリリン」なんて署名で。
でも、いいのだ!悪口は本人に届かなきゃ意味がない、と
思っているので、だって反省しないじゃん(すごく間違った思考)
ガンガン見てちょうだい!あたしの心を覗いてちょうだい!
テロは、関係ない人まで巻き込むから嫌だけど
レジスタンスの女闘士はやりたいな~。
全ての人間が管理される軍事政権に
反逆の火の手を挙げる、いま、その時
「みんな、ここから先は危険よ、もしかしたら帰れないかもしれない
あなたたちの志は分かったから、抜けてもいいのよ」
「俺たちは、マリリンさんにどこまでもついていきます!
あなたを信じてここまできたんです!死んでも本望です!」
「それはダメよ。決して死んじゃダメ。約束して、全員で生きて帰りましょう」
「うおっーーー!!」手を振り上げて、闘志をひとつにする仲間たち。
やりたいな~(イメージは『マトリックス』のザイオン)
今の、あたしがやるとしたら労働組合のボーナス要求くらいか。