終わりました(よね?)トリノ・オリンピック


メダルも荒川さんの金ひとつ(なんだよね?)


「メダル、メダル」ってさ、みんなガッカリしてるくせに


好きな歌は「NO1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」


なんだよね。そこんとこがよく分からん。


あっ、『世界に一つだけの花』、別に嫌いじゃないよ。


たださ、芸能界でNO1のSMAP(厳密にはキムタク)が歌っていて


ゲイであることを公然と憚らないONLY ONEのマッキーが作っているから


いいのであって、紅白のスキウタで国歌みたいに歌われて


幼稚園や、小学校の運動会の入場曲とかで流れていると


「世も末だなあ」と



そりゃあ、家族なり友人の中では「ONLY ONE」の存在になれますでしょうとも。


でも世の中で「ONLY ONE」なんて無理無理!


みんな「NO1」目指しましょうよ


競争力が、高度成長の日本を支えてきたんじゃないすか。


「NO1」を目指すこと=大切なものを失う、みたいな風潮だけど


ホリエもんは、不細工な男が「金にモノを言わせて」みたいなところあったから


これだけ叩かれているのであって、もう少し顔が良かったら・・・。


上を目指すのって大切!


お金がなくても幸せかもしんないけど、


あたしは「お金があれば、より幸せになれる」人間なんで。ガンガンいきますよ~。


そもそも「ザ・ベストテン」で育ったんだもん、ランキング大好き!1位大好き!



なんて、書いてしまったけど、トリノといえばイタリア。


イタリアは一度の旅行のみで、ローマから南下したので


フィレンツェもヴェネツィアも知らんのです。


同行のキリコ(また、出た!)がイタリア・リピーターなもんで。


しかも、あたしは、コーヒー、ワイン、チーズ、ピザが


食べられない!!という、「何のためにイタリア来たのか」って人。


ローマからナポリ、ポンペイ、アルベルベッロ。世界遺産巡り。


それより南は、アグリツーリズモなる自家製の農作物を使った料理を振舞う


ペンション?荘園主のような広大で素敵な家に宿泊したんだけど


そこでさえ「食」に関心を示さず、旅の目的が「食」のキリコは怒ってたね。


って言うか、いつも何か食ってたね。


この旅行、あたしは何キロか痩せて、


キリコは、日増しに太っていくのが、目に見えて分かったもん。



それでも楽しかった~!イタリア、チャオ!


夜行列車で乗り合わせた学生たちは、カッコ良くて


寝たふりして寄りかかったり。セクハラ。


ローマのポポロ広場でのカウントダウンは、とにかく若くてカッコいい子の傍にいて


年が明けたと同時に抱きつきまくり(っていうか、向こうから抱きついてきたの、きゃっ)


「やっぱ、初詣はバチカン市国だよね~」なんてクリスチャンでも、敬虔心もないのに


新年早々、行ったら、ローマ法王登場!


元・明菜追っかけのあたしと、少年隊・ヒガシの追っかけやっていたキリコの血は騒ぎ


「ヨハネ~!」「パウロっーーー」って大絶叫、の訳もなく手を振り振り。


でも周囲の人も、プロレス・ファンが「馬場っーーー」って叫ぶノリだったよ。


高齢の法王が、言葉にどもる度に笑ってたもん。


まあ、亡くなる前に見られて良かった(不届きモノ)。



で、そんなイタリアを舞台をした映画で好きなのは『トスカーナの休日』


離婚した女性作家(ダイアン・レイン)が失意のどん底で出かけたイタリア旅行。


何を思ったか、トスカーナの地の家を気に入って買っちゃうの。


改装をしに来た大工さんやら、レズのアメリカの友人が訪れて


そこは、いつの間にか、みんなの涙や笑いに包まれた“家”になるってお話。


あたしもさ、この先、親がいなくなったとき、天涯孤独になるわけじゃん。


その覚悟も含めて、こうやって生きているわけだけど。


でもひとりはイヤ!ひとり遊びはできるけど、ひとりはイヤ。


そんな時の“家族”とは何か?共に暮らす人は誰か?を考えちゃう映画でした。


もちろん、出てきたイタリア俳優
が、カッコいいのが一番好きな理由なんだけどね。