妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: ドラマ

世の中はめまぐるしく変わっていき…
「今まで旅行したなかで、どこの国が一番良かった?」
って、質問に(その時の気分によって違ったけど)
大概「チュニジア!!!」と答えてたんですよ。
今回のテロは、本当に悲しく、痛ましく。

海外旅行を方面によって躊躇する人増えるだろうなぁ。
最近の日本を見ていると
「いつか(精神的)鎖国になるんじゃ?」って
危惧してるんだけど
いまの子どもたちが、大人になる頃には
「昔は海外に旅行する人がいてなぁ」とか
「おじさんが若い時分は、世界中の映画を
映画館で観ることができたんだよ」てな
時代になってそうで怖い…。


まぁ、国内外問わず、
いま絶滅の危機に瀕しているのが
「ラブストーリー」のテレビドラマ。

それこそ、昔は恋愛ドラマがたくさんあって
「『ビューティフルライフ』ってドラマなんぞ
視聴率40%取ってたんだよ」って言われる時代。

そんななか久々に、すごいハマってるのが
デート
副題にあった「恋とはどんなものかしら」

「楽しいから困ってるんだ!!」
「この私が仕事でミスを連発。
生活サイクルは乱れ
機能的ではない服を着て、靴を履き
一日中髪型を気にしてるバカOLです!
次はいつ会えるんだろ?
鷲尾さんのことばかり考えてる。
鷲尾さんのせいですよ!!」

「朝起きると、本棚にEXILEやJSoul Brothersの
DVDが並んでるんだっ!
どうしたらATSUSHIのファルセットが
出せるんだろうか?
そんなの僕じゃない!
誇り高き高等遊民の生活を送ってたのに
このままでは教養のかけらもない
庶民に成り下がってしまう!
どうしてくれるんだよっ!」


そう、本来の自分じゃない気がして
現状に満足できなくて
ひとりの人間に、気持ちが揺さぶられる


それも恋だよね~

あの階段落ちには絶対
「大丈夫、入れ替わってなかった」って
『転校生』ネタ、ぶっこんでくると思ったし

「なんてことだ!!
ついつい電話してる相手が実は一番好きな相手。
幼稚な恋愛ドラマがよく使うパターンなんだよっ。
これだから次元の低い連中はイヤなんだ!」


なにより古沢良太さんにしか書けない
オリジナリティはんぱない設定とセリフが

最近のありがちドラマに飽き飽きしてたんで
すごく楽しかったよ。

依子(杏)と巧(長谷川博己)のふたりが
幸せになること祈ってたけど


今回の
鷲尾「自分と依子さんは等号になりました!」
かおり「ざまぁみろ!3次元に惚れさせてやった!」

を観ていたら、このカップルでいいじゃん!と。
それこそ主人公同士がくっつかないのも
既存の恋愛ドラマじゃなくていいんじゃね?

もう、ますます最終回が楽しみ!!

まぁ、僕はサッカー観戦はイヤだけど
顔で鷲尾くん(中島裕翔)を選ぶけどね!

「水川さん、あなたは今
誰に向けて演じてるの?」


「観客です」

「顔の見えないたくさんの視聴者?」

「はい」

「だからね」

「えっ?!」

「視聴者に媚びたような演技になってる。
だからそこそこ面白いけど
なにかが物足りないのよ」


「でも、このドラマは
中谷さんに認めてもらいたくて
ほめてもらいたく演じました」


「私はね、今でも一番
感想を言ってもらいたいのは
渡部さんなの。
それはこれからもずっと変わらないわ」


「テレビドラマの女王が似合うのは
やっぱり中谷美紀さんなんです。
むしろ『ケイゾク』から一度どん底に
落ちてからの復活だから
毒を含んで女優の輝きを
増したくらいの勢いでした。」


「やめてよ、そんなおべんちゃら
1冊の脚本の表紙にW主演なんて
2人の女優の名前が並ぶなんて
これほど屈辱的なことはなかったわ」


「すみません……」

「水川さん、あなたヨガでも習って
呼吸法でも習えば?
その鼻にかかった声が耳障りなのよ」


「相変わらず、中谷さん、容赦ないですね」

「そうよ、志村けんのモノマネする
三浦くんとつるんでるくらいなら
発声練習なさいな」


「はい、最後に、女優としての
心構えてってありますか?」


「あたしはね、偽りの人生を悔いてきた。
偽りのない、本当の人生の私の
人生を生きたいと思った。
本当の私でいたいと思った。

でも偽りのない人生なんて
女優にはないの。
偽りの私こそ、本当の私なの。
愚かで愛すべき、女優なの!!

水川さん、今回、あなたとご一緒できて
良かったわ」


「ありがとうございました!!」


この最終回のセリフ
「小説家」「女優」
「遠野リサ」「中谷美紀」
すべて替えても、いいくらい
ひとり勝ちの“中谷美紀劇場”だった。


遠野リサのように、揺るがないものがあれば
いつでも表舞台に復活できる。
名声やお金よりも、
「描きたい!伝えたい!」て執筆欲。
それは、視聴率や好感度よりも
「演じたい!!」ってな女優魂に
通じるんだろうな。
女優!中谷美紀!!

「私を過去に連れてってよ!」

「あなたにそんな目で見つめられるの
たまらなく、イヤなの!!」


井川遥がこんなにいい女優さんになるとは…
絶対転機は
映画『ディア・ドクター』な気がする。

「あんたの腹の中のもん
全部吐き出して、ぶつけたらいいんじゃい!
どうか、あいつから逃げんといてやってつかわさい!」


一時の武田鉄矢的だけど
名優・香川照之と向かい合う
井川さんの表情が、女優覚醒!

もうね、あの橋田壽賀子ばりの
長セリフ!
これさ、録画して、旦那に聞かせたい
奥さんいっぱいいたんじゃないかな?

「毎月のお金キッチリ分けて渡されるの
すごくすごくイヤだった!!」

「テレビの録画も、ゴミの分別も
あなた、いっつも全部チェックしていた」
あたしを信じて任せてくれたことなんて
一度だってなかったじゃない!!」

「誰にでもいい顔するところ大嫌いなの!!
家族のためだとか、いい父親ぶるところも
失敗しても、許してくれて
そういうときの優しさ、ちっともうれしくない!
そんなときのあなたの笑顔
虫酸が走るくらい大嫌いっ!!
あなたの家族思いは自己満足でしかないっ!!

あなた、わたしによく言ってたわよね?
きみは傍で笑ってくれればそれでいいって。
あたしは人形じゃないの!!
そんなずっと笑ってなんかいられない、
本当は、あなたと一緒に泣いたり、怒ったり
苦しんだりしたかった!!!
あなたと一緒に生きていきたかったのっ!!」


戻りたいアノ時、アノ場所はないけど
彼にとって、どんどんつまんない人間になってるようで
でも、お互いそれを指摘したり、
面倒くさいことを起こすには
長くいすぎてて。

でも彼には、ホンネや感情を
ぶつけてほしかったんだよね。
それでも乗り越えていけるふたりを見たかった。
感じたかった。


なんか、井川遥演じる美代子の
心の叫びが、胸に響いたのだ。

次に会う時は、お互いの腹の中を
全部ぶつけたいけど
結局9:1の割合で
ぶつけるのは、僕のほう……

それでも、やっぱり、
一緒に生きてる実感が欲しいのだ。

キタ──ヽ('∀')ノ──!!

覚醒!!!

遠野リサがパソコンのキーに指を触れて
書き出したとき、

もう、陶酔、うっとりしちゃったよ。

中谷美紀さんが文章を書くのは知ってるせいか
キーを叩く姿も、様になって
しかも美しかったし!!

「あなただって、
私を超えた気になってたんじゃない?」


もうそっから中谷美紀女優妄想ですよ。
「作家」の部分が全部「女優」に聞こえた。


「演じることが苦しいと思ってた…。
違った、
苦しくて仕方がないから演じるのよ。
私の苦しみは演じることでしか癒されない。
演じなければ、
私は生きていられない」


そして、あのパソコンに向き合う姿で
最終回でも良かったくらい!!

っていうか「編集者、失格だ…」と
小田の野郎、落ち込んでたけど

会社の上層部と飲みに行って
ぶっきらぼうなあの態度。
「おめぇ、社会人失格だろ!」

「元ゴーストライターの肩書き取ったら
誰も本買ってくれませんよ」って
人の人生潰しにかかる、
「おめぇ、人間失格だろ!!」

三浦翔平くんは好きなんですけど。
もう、誰も、遠野リサの、
中谷美紀の邪魔をしないで!!

キムラ緑子さん演じる田浦さん並に
精神ヤバいよ、僕。


「誤った人生を送ることが
あなたへの最大の復讐だから」
って
親にそこまで呪いをかけられるのもすごいけど
その苦しみの涙があふれて、あふれて
「書くこと」に走るリサの姿が
「演じる」ことに邁進する中谷美紀の姿が
美しすぎて、泣けてきたよ。

もう、誰か、誰か、小田に
罰を与えてやれぇーーー!!ヽ(`Д´)ノ


「イメージ戦略とか
勘弁してほしいですよねぇ」

って、誰が川原由樹を売り出してると
思ってるんじゃい!編集長だろうがっ!
なにひとつ利益も上げない(むしろ損失!!)
小田を編集部に、会社に置いてあげて、
さらに、遠野リサには会いに行って
田中哲司さん演じる編集長が一番いい奴じゃん。

でも、どんなに勝手でも
悪役(と思ってないけど)でも
非難されるべき遠野リサに魅了されちゃうよ。
いや、女優としての中谷美紀にか。
毎週、似たような文章書いてるけど。

どん底で苦しくてたまらない自分を
もう一人の自分が見てなかった?
自分を客観的に見てる
もう一人の自分がいたはずよ。
このツラい体験は、小説のネタになると
思っている自分。

気づいたはずよ。
不幸のどん底を面白がってる自分に。
違う?


いや、これ、小説家だけじゃなく
女優にも当てはまることだし…

(「この感じ、この感じよ!!
あともうちょっとで役を掴めそうな気がする!」
ガラスの仮面でもマヤも亜弓さんも
身悶えてたじゃない?!)

それこそ、みんなもそうだよね?
悲しいことやツラいことがあると
あっ!これで彼や、気になる男の
同情を誘おう。
彼の肩に、おでこをちょこんとのせて
涙をひと粒流そう
って
(涙はほんとうに、いつなんどきでも
自由に出せるよ)
不幸な状況も、ネタができた!!
面白がってる自分がいるんだよね~。


♪けいこ不足を幕は待たない
恋はいつでも初舞台♪

by梅沢富美男

だけどさ、人生はやっぱり夢芝居。
不幸も、不運も
どんな筋書きが待ってようが
アドリブでもなんでも

乗り越えて行かなきゃいけないんだもん。
面白がったもん勝ち!

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