妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

最近、地震多くない?
そろそろ首都圏にも…(((( ;゚д゚)))
って
不安を誰もが持っているのに
日々の満員電車に流されて生きてる。
通勤時間なんかに起きたら、
未曾有の大災害になるのに。

僕ら神奈川県民は小学生の頃から
椅子に防災頭巾をかけて
避難訓練をしながら生きてきたんだもん。
それから40年。

東日本大震災(2011年3月)を
夢で当てた、たつき諒さんの
『私が見た未来』でも
次の大災害は2025年7月…
もう1年ちょっとじゃん!


私が見た未来 完全版
たつき諒
飛鳥新社
2021-10-02


そのとき、どんな気持ちになるんだろ?
一瞬で、すべてがブラックアウトするならいい。

でも、「地球滅亡まで、残り、1カ月」
食料や電気を奪い合い、荒廃していく世界
スーパーマーケットのガラスが割られ
商品を強奪する市民

燃える車やビルの、どこかの国の映像を見るたびに
「日本では、こんなこと起きないだろう」って
高を括っていたけど、

凪良ゆうさんの小説
『滅びの前のシャングリラ』
夢中になって読んでたら
その描写力に、日本もヤバいのか?!

木下優樹菜や長渕を支持する人は
一定層いるしなぁ。
すみません、
突然二人の顔が浮かんでしまった(´∀`)
(この小説の元ヤンは「静香」って
名前だけど)

『終わらない週末』で
ネットが使えないだけで
世界からシャットダウンされる恐怖もあるけど
つながったら、つながったで
自殺を実況配信したり
宗教やアーティストが、
説き始めたりするんだろうなぁ。

僕はぶっちゃっけ、まず、自分と親の
「終わり」が見えることにホッとする。


もちろん死にたくない!って
泣き叫ぶかも、嘆願するかもしれない。
でも、泣き疲れたら
お店に侵入するとしても
書店に行って、まだ読んでない小説や漫画
読みたいかも。

先日の朝井リョウさんに続いて
この本といい、最近「読書運」ついてるし!

そして、きれいごとと言われようが
『北斗の拳』や『マッドマックス』みたいに
=ε=(۶`∀´)۶ ヒャッハー!!」って
誰かを傷つけたり、襲ったり、凌辱したり
って
ましてや、この小説みたいに
テロを起こす宗教なんて信じたくない。
そんなときに、脆くも崩れ去るような
(心の)骨格は、育んでこなかった。
そういう僕を形成してくれた親や友だちに
感謝して、最後の日を迎えたいよー。

まぁ、それは隕石がぶつかるとかじゃなくても
明日死ぬかもしれないんだもん、人間は。

いろいろ用事があって、元カレに会ったんですよ。
(何をやってるんだか)
それぞれコーヒーと紅茶を頼んで
僕だけ、無料で注ぐ水も飲んでて
そしたら、僕が飲みかけのその水のコップに
手を伸ばして、飲むんだよね。
何も言わずに、当たり前のように。


そんな人はもう現れないだろうな。

そうだよ、僕の世界は、一度崩壊してるんだよ。
すべて滅んでるんだよ。


『不適切にもほどがある!』じゃないけど
何かを失うことより、また会えたことを
プラスに持っていくしかないんだよなぁ。



滅びの前のシャングリラ (中公文庫)
凪良ゆう
中央公論新社
2024-01-23

2023年のマイナンバーワン!
『正欲』を読んだ時に



コメントで、ちなつさんに教えてもらった
『スター』

ちょっと、ちょっとーちょっと!!
朝井リョウさん!!!

実は、映画化で話題になってた
『何者』が、彼の作品の初読みで
就職した世相も違うせいか
そこまでピンとこなくて(*´Д`*)

もう、前言撤回ダヨ!
これから、全作制覇せねば!!
『正欲』に続いて『スター』も
ドストライク!

大学を卒業したての青年たちの話なんで
年齢とか世代とか関係なかった。
朝井リョウさんの物語は
そんなの飛び越えて、僕の心に命中。

素晴らしい文章を前にするからさ
読書感想って書きづらいんだけど
そもそも、朝日新聞連載だったの?
気づかなかった。知らんかった。
それに、朝日新聞出版の公式に載っている
登場人物それぞれのイラストが
読んでいる時、僕の頭に浮かんでたイメージと
全然違うんだけど!

(脇役では、浅沼は長澤まさみ、
要は横浜流星を妄想してた)

大学時代に、有名な映画祭で受賞した
尚吾と紘は
卒業後、名監督への弟子入りと
YouTubeでの発信という
真逆の道を歩き始めて
…という物語

僕自身、いまだにYouTuberって
将来どうするんだろ?
なんて
大きなお世話で、心配しちゃうし
(僕なんかより、芸能人よりも
いくらでも稼いでいるだろうに)
反対に、映画館で上映しなくていいから
早く配信してくれたらいいのに!

いつのまにスピード優先してるし
カンヌでグランプリとか芸術作品より
TikTokの動画を何時間も
観続けちゃってる。


もちろんスマホは便利だし
僕自身も、blogを書いたことで、
遠い街の人や、一度も会ったことない人と
接するようになったり。

誰もが発信できる世界

僕だって少しでもセンスあるように
賢くスマート

「世界を俯瞰で見ることができて
わかってる」人

思われたくて、美辞麗句並べてるんですよ…。



嘘です。そんなのキモい!

もう無理じゃん、そんなの。
受け取る人にどう思われるかなんて
コントロール不能だよ。
そもそも僕は、現実の世界でも
人に尊敬されたり、
好かれたりしてないもん!


空っぽの自分を無理やり囲んで
何かあるように見せてるだけ。


もう、そんな社会に出た若者ふたりが
眩しくて、いじらしくて、

でも、おじさん、あんたらの時に
そんなこと1ミリも考えてなかったよ。

今この年で、50を過ぎてやっと
ふたりと一緒に、この境界なき青春を
さまよい歩いたような読後感。


逆にいまは、クリエイターはじめ
多くの人は
「全方向に、目配りして
あなたの生きづらさ、社会が良い方向に
変わる答えを差し出さなきゃいけない」
し。
大変だ!!!

でもさ、まさにドンピシャタイムリー
『不適切にもほどがある』とか
めちゃくちゃでも、正しくなくても
答えがなくても

自分が描きたいものを突き進んでいる
作品が、

結局、誰かの心に届くよなぁ。

そして、この小説も僕の心に!!

スター
朝井 リョウ
朝日新聞出版
2023-03-07


ニャンダッテ━Σค(°ㅅ°ค(°ㅅ°ค(°ㅅ°;)ค━!!

たまげた!ぶったまげー!!
ビックリポン!

(なんだっけ?コレ?!)

今年最初に読んだ小説は
世界でいちばん透きとおった物語』

大御所の推理作家宮内彰吾が死去。
彼は多くの女性と関係を持っており
そのうちのひとりの息子の元に
本妻の長男が訪ねてくる。
「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』
という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。
何か知らないか」
そこから遺稿探しが始まるが…。


「何を書いてもネタバレになる」

まさにその通り!!!

いや、正直、読み進めていても
普通の推理小説じゃない?!
あの真相もすぐわかるし……

謎の原稿用紙も…って推測してたら
それは全然違った!

えええええええええーーΣ(`□´/)/

もう一度
ええええーーー(*゚Д゚)*゚Д゚)(*゚Д゚)
なめてた私が悪うございました!!!
本読んでて鳥肌立ったもん!
(いろんな意味で)

そういうことか!!!
これね、ページをめくる紙の本だからこそ。


よくあるじゃん。
「もう一度最初から読みたくなる」って
ミステリーのキャッチコピー。
その意味がよくわかった。

もうこれ以上書けない!

それに「タイパ」とか「効率」とかで
ネタバレ先に読む人いるじゃん。
でも、これはそっちの方が損っていうか。
ちゃんと読みながらのほうが
絶対、驚いて、面白いよ。
人生、回り道も大切!!!

そして、京極夏彦ってすごい。ヽ(*´∀`)ノ



目が覚めたらお昼だった…('д` ;)
やっぱり、今週、疲れてたのか。


そしてスマホには、
「助けてください」と…
休日出勤してる人から。
ハイハイ、会社に向かいましたよ。土曜日

時々、僕の仕事への意欲?
英語でいう「モチベーション」をビックリされて
聞かれるんだけど。

別に、仕事が好きなわけじゃない。
出世したい!お金がほしい!
とか
承認欲求が満たされたい!じゃない。
「会社しか居場所がない、他にやることがない」
わけでもなく、家で本読んだり、映画観てたい。

なんで、こんな働くか。
なんで、こんなみんなにいい顔するか


わからないよ。

「当たり前のように、自分は生きてるし
これからも生きていくだろうって、
そう思える」
人には。


「正欲」で検索すると
検索ワードに「正欲 つまらない」って
出てくるんだけど
「つまらない」って思える人になりたかったよー
「意味不明」「キモい」って言える側にいたかった。

でも無理。

刺さりに刺さりまくった。
映画のキャッチじゃないけど
「読む前の自分には戻れない」

『正欲』

ガッキーこの役よく引き受けたなぁ。
星野源と結婚したことになんか納得。
僕も『白夜行』の雪穂以来、
演じたい人物だったもん「桐生夏月」。


まぁ、僕は性対象が一応「人間」だけどさ
今みたいにネットで、
世界が繋がれない思春期のころは
「間違った人生」と思って生きてきた。
この先、大人になっても
普通に働いていけるのかなぁ。

お酒も飲めないし、日本のドラマや映画が描くような
水商売の面白い「おかま」にはなれないし。
最後は、薄幸で美しい「ニューハーフ」も叶わない。
とんねるずの貴さんがやってた
保毛尾田みたいに、気持ち悪いのを
みんなに笑われて生きていくのか。って怖かった。

だから、いま、普通に、会社員として
働いていることがうれしい。
いや、安心。

会社で働いてれば、
仕事さえちゃんとしてれば

結婚してなくても、子どもいなくても
「家族」という枠組みもってなくても

社会に属せるから。
笑ってれば、楽しんでいれば
世間とつながっていられるから。


だからか「働きたくない」
「自分はコミュ障で人間関係が苦手」
「繊細すぎて生きづらい」と言ってる人や
ドラマ観てると
あんたら、好きな人には「好き」って言えるし
選択肢も多いし、
「ありのまま」でも、誰にも咎められないし

これ以上、なにが不服なんだよ!って、
その悩みに羨ましくなる。

まぁ、昭和が令和になって
「生まれ持ったものに疑問を抱くことなく
生きていられる人たちに」

幸せな形は人それぞれだよ!LGBTだ!
多様性だ!
って言われたり
「カミングアウトしても親は愛してくれるよ」
とかアドバイス受けるたびに、

違うんだよ!もう放っておいてほしいんだよ!
逃げ切って、死にたいんだよ!!
って
思うこともある。

って、不幸ぶってること?書いておいて
僕は、他人の噂話や悪口だけでなく
自分のことも「口が軽い」からさ
性癖も秘密も心の闇もバラしまくってるし

恋人や友だちや、誰かと出会ってつながって
あぁ、楽しい!!
「明日も生きていたい!!」って
がむしゃらなんだけどね。


あぁ、久々にブログ書いてると
うまく伝えられないね。
それでもブログに書きたい!届けたい!て
僕の(ブログ)欲が再燃。

朝井リョウさん、恐るべし。
僕の文章なんかと違って
言葉がセリフが刺さりまくったよ。
もう今までのインタビュー記事とか
プロフィールとか検索しまくっちゃったよ。
(ネット怖い)

横浜出身じゃないんだね。
いや、弘明寺とか舞田、
金沢八景大学、とか舞台になってる地名が
もう僕の生活テリトリーど真ん中だからさ。
それもあって、この小説の世界に没入。

自分にとって2023年の
BOOK OF THE YEAR

『傲慢と善良」を超えるか?って
思ったら、アレ読んだの、去年だったよ(((( ;゚д゚)))
時が経つのは早い。
いや、そのときに書いたけど
自分の心に必ず残る一冊に今年も出会えた!

『正欲』

正欲(新潮文庫)
朝井リョウ
新潮社
2023-05-29






日本人が海外に自由に行けるようになったのて
1964年なんだ!?
そして、『サザエさん』の作者
長谷川町子さんが、そんな黎明期に
こんなに、見知らぬ場所に興味を持って
海外に行きまくってたとは!?


『サザエさん旅歩き(海外編)』

彼女は『マー姉ちゃん』でも描写されてたように
クリスチャンの家だったからか
イスラエルとかヨルダン聖地巡礼もしてて
かなりアクティブ。


海外旅行に行くことを言いふらし
お土産が大変になったり
日本の空港で読者にサインをしてるうちに
お金が入ったハンドバッグを置き忘れたり
欧米のチップに、ケチりたくなったり
逆に、興奮状態で無駄遣いしたり
すみからすみまで清潔なスイスに飽きて
三面記事満載な日本の刺激を思い出したり。

あぁ、サザエさんがこんなに長年愛されるのも
納得の親近感満載の旅エッセイ。

僕は、旅日記を本やブログで読んだり
じつは書くのも好きなんだけど
書くなら、読んだ人がひとりでも
「ここに行ってみたい!
見たい!食べたい!体験したい!」

って思ってもらいたい。


僕自身は、「昭和」というより
「平成」の旅なんだけど
昔は禁煙席があったよなぁ
帰りの便の予約を確認する
リコンファームとか
面倒くさかったなぁ。
メールもない時代、1カ月とか
親に連絡もせず
よく南米やアジアを回っていられたなぁ
(親も心配しなかったのか?)
その不便さも、楽しかった。

でも、旅エッセイの中には
アジアとか近隣諸国でありがちなんだけど
「どんなに不便だったか」
「遅れてるか」を不満タラタラを
書き連ねている人もいて

その違いも含めて、旅行って楽しいんじゃん!
せめて、笑わせろよ!!!

長谷川町子さんの率直な驚きや感動
そして必ずオチをつける姿勢
漫画やイラスト満載のを読んでて

(あと、直筆の美しさ!!)
カータンじゃん!て思ったり。
あぁ、また一緒に台湾行きたい。
コロナ前のように、読者との台湾旅行企画
復活できないか。
(もはや日本円弱くて高いけど!)

サザエさん旅あるき 海外編
朝日新聞出版
2023-11-07



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