妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

『ちはやふる』『君に届け』『GANTZ』
『テルマエ・ロマエ』その他モロモロ、もうたくさん
マンガの新刊は読んでるんですよ、マンガは。
「ライフ(命、人生)」ですから。
(「マンガ買い過ぎ」と彼に叱られた)

でもね、この夏~9月にかけて
小説をまったく読んでないの。

こりゃ、ヤバいと週末書店に赴き
書店員さんのオススメになってた
今邑 彩さんと言う方の
『七人の中にいる』というミステリーを。

舞台が1993年のクリスマス・イブの設定だったから
『葉桜の季節に君を想うということ』みたいに
それさえもトリックかと思ったら
ただ単に人気の作家さんの昔の本が
いま時を超えて文庫になっただけだった(笑)

ペンションのオーナーになった主人公の元に
21年前犯した事件の関係者らしき人物からの
復讐予告。
閉ざされた建物に集まった宿泊客。
その笑顔の裏に隠された秘密。
意外な犯人。

そして、そのキーワードが「親からの虐待」

あたしが大学生の頃が初出なんですよね。
当時『羊たちの沈黙』のヒット&アカデミー賞で
こういった猟奇的な犯罪、親から受けたトラウマものが
流行ったもんねーー
って、今でもそうだけど。

ただ、本当この頃から、
「犯人は意外な人」に重きを置くあまり
犯行理由が「親から虐待を受けた人間の
屈折した殺人」
ばっかでさーーー
「愛のため」「血の繋がりのため」
「因習のため」「お金のため」
どんなにドス黒くても「欲」のために
きちんと(?)人を殺してた小説のほうが
あたしは好き。

もちろんクリスティや横溝正史みたいな
クラシックな人たちの作品にも
快楽殺人者は出て来るけどさ。
(この作品は、クリスティとかの雰囲気もあるんだ)

でも、少し遅いけど“読書の秋”にするための
リハビリとしては、
すんごく面白くて
懐かしさと、それでも色あせないストーリー展開に

あたし一気に数時間で読んじゃったよ。
読書熱再燃!ありがとう今邑 彩さん!





テレビ開局60年弱、あたし誕生40年弱
人生でいちばん観た(時間的にも
思い入れの深さ的にも)
テレビ番組は、『ザ・ベストテン』です。
うん、ほかに思い浮かばないや。

ピンク・レディーの振り付けを覚えたのも
テレビの前で、ラジカセをセットし
親を黙らせ、歌を録音したのも

中森明菜の新曲が出るたびに
その振りつけ、歌マネ、表情マネを修得し
翌日、教室の隅で女友だちに披露したのも、

リンゴの皮むきを練習したのも、
みーーんな『ザ・ベストテン』

無理やり後付けしちゃえば
『ベストテン』を観るために、その前後の時間に
勉強したことで
「集中力を高め」たし
高校受験前は、『ベストテン』断ちをして
「何かを得る(合格)ためには
何かを捨てなきゃ(半年間の視聴禁止)いけない」ことを、
この番組で教えてもらった。

(『金妻Ⅲ 恋におちて』は観てたけど。アハハハ)

そんな『ザ・ベストテン』のディレクター
プロデューサーを務めた山田修爾さんが
視聴率30~40%を叩きだしてた
このお化け番組を振り返った書
『ザ・ベストテン』を今さらながら読みました。

縦社会の歌手の世界、芸能事務所の圧力を
無視したランキング形式の音楽番組。


スケジュールの都合や歌手や事務所の辞退で
出演者が出ないというスタイル。

どこまでも追いかけていく“追っかけマン”

今や当たり前のような衛星生中継のチャレンジ。

さまざまなアクシデントや障害。

制作スタッフ、黒柳さんや久米さんら司会者
真剣勝負の歌手、そして視聴者の思いが
大きなエネルギーになって、
毎週毎週の生放送が流れてたんだよね。

本を読みながら、胸が熱くなって
涙がこみ上げてきたよ。

あぁ、あたしの、小中高の青春だったんだ…と改めて。
(多くの人が一生懸命作り上げた作品を
簡単に否定しちゃいけないね、
昨日の『海猿』の感想みたいに。反省)

巻末には全ランキングも掲載されていて
第1位獲得数は明菜がダントツの69回で1位。
(あたしも必死でハガキ出したもん)
2位以降もチェッカーズや聖子ちゃん、
光GENJI、マッチが多くの1位獲得数を占め
「第1位」ってなかなか獲れない
(第1位を10回以上獲ったのは16組のみ!)
名誉なことなんだ!と今になって知ったよ。
ちなみに10位以内のランクイン数は
1位トシちゃん、2位聖子ちゃん 3位明菜
以降、マッチ、チェッカーズ、秀樹、ジュリ―
百恵ちゃん、サザン、キョンキョンがベスト10。

ベストテンの裏話や苦労話、歌手との交流が
いろいろ描かれているんだけど、

(有名な聖子ちゃん初登場の時間に合わせるために
全日空機を空港上で旋回させた話や
黒柳さんが「黒人のくせに」と言ったガキを
涙で叱った「シャネルズ事件」)
原爆投下の平和記念日に
広島で岩崎宏美に歌ってもらった話に
放送人としての気概を感じたり

誰とでも仲良くやれる小泉今日子のお陰で
大部屋の部屋割がスムーズに出来てたとか

本人たちが『ザ・ベストテン』自体の大ファンで
リハーサルの間も、自分の出番が終わっても
ずっとMC席に座ってた明菜と南野陽子のふたり。

そんな小ネタにも、
あたしん中を70~80年代のメロディが
駆け抜け、鼻がつーーんとしましたよ。


歌にドラマがあった時代。

きっといまの「会いたい」「がんばろう」とか
抽象的な歌詞じゃ、美術さんをはじめとしたスタッフも
セットをイメージできないだろうなぁ。

そんでも、SMAPや嵐らジャニーズはもちろん
東方神起、浜崎あゆみ、アムロちゃん、EXILE
(AIとかPerfumeそれこそ東京事変とか
平井堅とか、絶対出てたと思うんだけどなぁ)
いま活躍のみんなにも、あの豪華で(時にトンチンカンな)
セットの中で歌って、黒柳さんと絡んでもらいたかった。


まぁ、あの昭和の時代だからこその、番組だったんだけどね。

『ザ・ベストテン』に出ることをいっつも夢見てた。
あたしの妄想特急の始発駅。

小さい頃は怖いマンガを見るたびに
夜眠れなくなった。

楳図先生のマンガばっかり
読んでたってのもあるけど、
すんごい怖がりで
角川文庫の横溝正史先生の
表紙の絵にさえ怯えてた。

あたしが日本の季節行事に参加できないのって

おひな祭りは美内先生の『妖鬼妃伝』
端午の節句『八つ墓村』の落ち武者
トラウマとなって祝えないのよ!!

だから、男の子にも、女の子も徹することができず
さまよう魂。

後年、内館牧子先生の『年下の男』節分での
ひとり豆まきに驚愕……新たなトラウマに。


そんなあたしが大人になってから
(っていっても、大学生の頃だった)
怖かったマンガは
望月峯太郎さんの『座敷女』
あまりに心がザワザワし
それを誰かに共有してもらいたくて
仲の良い女友だち2人の分も買って
(ひとりはマンガ好き、ひとりはホラー好き)
「読んで!読んで!」と送りつけちゃった。
(嫌がらせ)
誰もいないマンションの部屋に
ひとりで帰るのは平気だけど
小さな字がびっしり埋まっているのは
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル


いつものごとく前置きが長いけど
そんな望月先生がミネタロウとカナ表記に変わって
描いた『東京怪童』

こりは、感想描くのが難しいぃーー!!
不安で、不安定で、心がザワザワ。
でも『座敷女』のときとは違って
惹かれずにいられないんだよね。

小さい頃、おとなはみんな「まとも」だと思ってた。
「正しくて」「節度があって」
みんな「同じ景色」を見て
「同じ価値観」を持っているのかと信じてた。
すごい狭い世間、すごい広い世界
でも、そこはこんなにも壊れてた。

『東京怪童』
人とはちょっと違った子どもたちだけど
「違う景色」や「違う価値観」を持ってても
そのことに「病名」がついたとしても

誰かを、誰かとの絆を求めてるかぎり
それは「絶望」なんかじゃないんだ。

読んでない人には、なにがなんだかですね。
ただ、説明過多ではないけど
作家さんのあふれる思いが詰まったこのマンガを
読んだこと、書き留めておきたいんだ。

仕事朝までコースに、いまのあたしが壊れてる。

ちょっと傷ついたことがあって

今までそういうことあっても
このブログにはそんなに書いてなかったんだけど

誰かに言ったら
「そんなことで悲しんでるの?」と
その深くえぐられた傷も
ぴょんと飛びこされてしまいそうで。

ひとりの女友だちにメールしたら
「メール、長っ!!」のレスが。
思わず笑ってしまった。
返答、それかよっ!って。

もう、こんなに傷つくなら
自分の人生から降りたいよ。
(命を終わらすとかじゃなくて
自尊心を守るために、突っ走ることを
もうやめたいよ、ってこと)

あたしはわがままで、我慢強くないので
そんなときは
彼に、ワーワー喚きたてます。
相手が理解してようがしてまいが
理想の対処法をしてくれなくても(もう諦めた)

ビービー泣いて鼻水ダラダラになることを
嫌がられます。
夢に出てきて、真夜中に叫び声を上げることを
心底怖がります。
「心が痛い!痛い!」叫んでも
(あたしは、本当に叫ぶ)
彼は「しょーもねぇなー」と
言うだけです。
それでも、あたしは昨日も今日も彼に会いに行く。

北川悦吏子さんが去年大きな手術をして
その後長期間の入院を送っていたことを
ブログに書いていたのを本にまとめた
『のんちゃんのふとん』
読んでたら、ちょっと感傷的になってしまった。
タイムトラベルしてあの頃の
闘病してる北川さんの元へ
「大丈夫」と言いに行きたい。

彼女ほどの大病もツラい経験でもないけど
あたしは、心が切り刻まれた時は
彼の元へ走る、
そこがいちばん「あたたかい」ところだから。
自分ひとりじゃ、立ち止まって
不安や過去に飲み込まれるところを
そこ目がけてなら、起き上がって
駆けていける。

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

「レッツゴー三匹」じゃなくて
正しくは「レツゴー三匹」なの??!!


仕事の合間に、みんなで最初に話してたのが
『ゲームセンターあらし』で
いつのまにか「じゅんでーーす、長作でーーす!
三波春夫でございます」
の話題に…。
とにかく、あたしの職場は
頭と口の回転が早い人が多く
めまぐるしく変わる会話に
ついていくのが必死……
っていうか
いや、率先して脱線してるのがあたしなんですけど。

もちろん会社には嫌いな人いるし
その人のせいで「会社なんて大キライ!!」と
疲労感倍増、時には行くことさえ億劫になるし

その彼と(ええ、キライなのは男の元直属の上司)
親しくしてたり、あたしが悪口言うと
「そんな悪い人じゃないよ」と言う他の人のことまで
「人を見る目ねぇな、こいつ」と毒づいてた。

(その上司は大概の人には嫌われてるんだけど)

でも、それ以上に職場には好きな人がいっぱいいるし
あたしの部署だけでも50人、会社全体にしたら
すごいたくさんの人と日々接するから
その「キライ」も拡散されていく。

それに、子どもや家族を通しての
回避できない付き合いもないから、
そんな切羽詰まってないんだけど


当ブログで恒例(みなさん高齢)の
益田ミリさんの著作
『どうしても嫌いな人』
今回は、登場人物たちに
まったく感情移入できなかったなぁ。


「嫌いな人のいいところを探す」
「嫌いな人を好きになるよう努力する」とか
まったく分からない!!

そんなの時間と気持ちのムダ!
出会う人すべての人と「合う」とか
「仲良くする」とか、逆におこがましいし

そもそも、自分の嫌いな人は「悪者」で
自分自身が、誰かにとっての「どうしても嫌いな人」
になるかもしれない…とか
まったく思ってないのがスゴイ。

あたしは、誰かにとって「嫌いな人」である可能性
バリバリありますからね。

それに仕事場は“仲良しクラブ”じゃない。
すごく温和で、誰もに気を遣う人がいても
その人がみんなにイイ顔するせいで
プライオリティが決まらず、
仕事が滞ることも多々あるし
なにが「イイ」か「悪い」かなんて分からないもん。

なによりも「100点満点の人生」って……
強欲なあたしでさえ、もう理解不能。
人生なんてマイナスなこと、いくらだってあるし
プラスになっておんの字だろーがっ!(〃*`Д´)
彼氏のたったひとつの嫌なところ気になって
(確かに店員さんに不遜な態度取る男はイヤだけど)
「誰にも、あたしの人生軽く見積もられたくない」って
結婚を延期するなんて

何様なんだよっ!どんだけ自分を高く見積もってんだ!

すべてが自分の合点いく人なんていねぇし
相手の男だって、お前の欠点いくつも目をつぶった上で
プロポーズしてんだよっ!

そういう女に
「ありのままのあたしを受け止めてほしい。
結婚できないんだよね~」とか
悩んでもらいたくない!
あたしなんてしたくても、法律が、国家が
許さねえんだよっ!!

アラサ―、アラフォーのひとりで頑張ってる女性が
ターゲットのエッセイマンガなんだろうけど

「そういう女、面倒くせぇーー」と
あたしは「嫌われ」キャラでもいいや、と
逆に、開き直れる強さを持てたよん。

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