妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

「ママ、40歳は嫌なの?」

うーーん、介護保険が引かれるからね。

「大きくなったら、何になりたかったの?」

好きな人のお嫁さん!!!

みなさんなら、どう答えますか。

「どうして 若いほうが お得なの?」
「どうして 女の人は習い事が好きなの?」


こんなことを毎回聞いてくる子どもがいたら

「おんどりゃぁ、お前みたいな
クソガキには理解できない世界があるんじゃぁ!」

聞く耳持たない、あたしなんですが。

このブログでも何度か取り上げてる
益田ミリさん。
『結婚しなくていいですか。』
『週末、森で』

またもや会社のマンガ・シンジゲートから
回ってきました。
『ほしいものはなんですか?』

みなさんはなんですか?

このマンガの主人公
40歳の主婦ミナ子さんは「存在感」
彼女の義妹35歳独身のタエ子さんは「保証」

どちらも分かるんだけど分からない。

あたしは「彼との未来」かな。
(とか言ったら、先日同じくゲイの美容師さんに
「結婚!結婚!」って騒いでる女子みたいなこと
言うんじゃない!とお咎め受けましたが(≧▽≦))

すんごい短いエッセイマンガなんで
ここだけの内緒話、立ち読みでも結構!
(とか書いたら益田さんに怒られるか)
みなさん読んで!

言動や仕草が「女っぽい」ってのを
“個性”というなら、持ち合わせてるんだけど
あたしは、ごくごく平凡な人間です。
むしろ、その「女っぽい」ことを隠すために
(バレバレだけど)思春期のころは
「目立たないよう、目立たないよう」配慮して生きてた。
それがいまだに残ってるし。
「女」にいろんなタイプの「女性」がいるように
おかまやゲイだからといって
テレビに出てくるゲイ能人のような
機転の利いたシニカルな言葉も出てこない。
どっちかっていうと会話も思考も薄いし
非社交的だし(いまはちょっと疲れてて、後ろ向き?)
人と較べちゃうし、妬みも嫉みも悪口も言うし

キレイな月や東京タワーを見るだけで
ささやかな幸せ感じ

今いるこの場所で、もがいて、楽しんで、生きている。
だから このマンガの主人公
ふたりの気持ち、身につまされたよ。

だから才能がある(と信じてる)人に憧れて
いまの仕事も選んだし
(なりたいものに、なってるのかなぁ?)
芸能人にも、キャーキャー騒いじゃうんだと思う。


「ほしいものはなんですか?」

新しいケータイ電話、ipad
でも、やっぱり「おまえは面白くない」と
しょっちゅう言ってくれる、それでも会ってくれる
「彼との未来」
ですな。しつこい?(笑)
でも、こんな「そこそこ」のあたしでも
そのことのためだけには、
「それなりの毎日」を飛び越え
なんだってできるんだもん。

スナナレで「ハル!部屋に上がんなーーヽ(`Д´)ノ」
と、言っておきながら
今日取引先の男の子(10歳下)に
「今度飲みに行きましょう」って
言われて、即効で「ハイ!」と答えた。

「なにかあったんですか?元気なくないですか?」って
同じフロアの人から
突然届いたメールに泣きそうになった。

さっきちょろっと『月の恋人』観たら
たどたどしい日本語でしゃべる異国の子に
日本人男性は胸キュンとしちゃうような、

苦しくなってテレビを消した。
(彼がタイの女の子にハマッてるのを思い出し)

ソファに横になってマンガを読んでて
『のだめ』みたいに(オペラ編なんて出てたのね)
「油断大敵火がボーボーですョ」なんて
可愛く(かわいいのか?)嫉妬メラメラしたい。


えーーーあたくし、こんな不細工な割に
(そもそも男なのに)恋愛偏差値は高いんすよ。
「お前が女だったら…」 (ガシっ)と
抱きしめられたり、
「俺がいるからっ!」とキスされたり
「もう、おれ、わかんねーーよ」と心惑わして
ヤッたりまでは、いくらでもしてきたのだ。
(ちょっと言い過ぎか?)

本当にね、本当に、びっくりするほど不細工で
もしオフ会やったら、
「あ、あのおっさんが…マ、マリリン?!」て
みなさんをドン引きさせるほどの容姿なのだ。

(自慢してるんだか、卑下してるんだか…)
いや、大抵の人はそう思ってるのだが
狙った人に対しては、かなりの成功確率なんよ。

でーーーーも、そっからがダメ。
まぁ、興味本位で抱かれただけなのかもしんない。
話のネタにされるのかもしんない。
彼にとって一生思い出したくない記憶なのかも。

でも、そんときだけは
あたしも「生きてていいのかな?」
誰かに必要とされなくても
好かれる資格がなくても
他人と関わっていくことができるのかな、と思えるんだ。


でもって、相方の一言で秒殺されんだけど。
先日も「ちゃんと説明してよ!」って言ったら
「お前は、自分の欲しい言葉しか
聞こうとしないだろ!」
って。
ふむふむ、この10年彼も成長したのう。
よう、分かっておる。

あたしのことも。そしてあたしに打撃を与える言葉も。
敵ながら(敵?)アッパレじゃ。

あたしはモテない。
たったひとりに愛されればいいのに
それは難しいから、モテたい!
みんなの中で笑ってる自分でいたい。

『ゴシップ・ガール』観て
戦闘意欲レベルアップせねばなぁ。
あっ!梨花がゲストの『しゃべくり007』
録画してたんだ。観ーーようっと!
やっぱスマイル・アゲインなのだ!
(キョンキョンのオカリナかわゆす(≧▽≦))

どよぉ━(゚Д゚)━ん

文章力や表現力があったら、伝えられるのに…。
何度書いては消したよ。

打ちのめされましたよ、引きずってますよ、
湊かなえさんの『告白』

んで、映像化はあの『嫌われ松子』や『下妻』の
中島監督でしょ、偉い!お松!!
正直、そんなに興味を持てない女優さんだったけど
(梨園の娘さんなら寺島しのぶ派)
このオファーを受けただけで株上がりまくり。
この主役を演じるなら、あたしはまだ
五社英雄監督の遊郭モノで脱ぐほうがいいもん!(需要なし)
そひて、楳図、『夜光の階段』と作品を選んでる(笑)
木村佳乃さんはこのモンスター・ペアレントの役を
嬉々として演じるんだろうな。

そんな“女優魂炸裂”の彼女が
「俺を愛せ!」自己愛強そうなヒガシと
無事結婚できんだろうか…。
男と女はミステリー。

って、またまた女優話に逸れてしまったけど
(岡田将生くんも出演!彼もいいのか、この役?
役者魂?!)
それだけ、出てくる登場人物が、すごく強烈で
同情できない……
いや、嘘です。
自分の中に潜む闇に浸食されたくない。

あたしはずっと誰かをバカにしてたのかもしんない。
道行く人や、名前も知らない人
どっかで蔑んでたのかもしれない。
大学時代バイト先の会社の社員の人に
渡された太宰治の『人間失格』
……ひゃぁーー バ・レ・テ・ルのサイン。

そして、この『告白』に出てくる登場人物たちは
あたしが最も軽蔑するような人たち。
自分の価値観や、幸せの基準を
押しつけてくる人たち

いや、本当はそうやって定義づけなきゃ
なにも「持ってない」人たち。

「世間」という平均値を言い訳にして
自分を正当化する人たち。

絶対に関わりたくないのに
それは、もしかしたら自分自身なのかもしんない。
自分の中の影かもしんない。


けど、この話を「他人事」と眉をひそめる人たちが
あたしは、いちばん怖い。

加害者になる恐れも迷いもなく
正義を振りかざす人。
あたしはそんな人が逆に脅威です。

打ちのめされましたよ。
みんなも読めばいい。
そして叩きのめされればいい(笑)
そして、立ち上がればいいのに。

時々ねすごい“孤独”を感じてた。

結婚してても、子どもがいても「寂しい」だろうし
たとえ独り身でも「楽しい」って言う人もいるでしょう。
友だちがいても、毎日行く職場があっても
あたしはすごく“孤独”に打ちのめされる時があった。
それは、“血縁”(面倒くさい親戚とかの意味じゃなく)が
断ち切れて、ひとりになっちゃうんじゃないか
家族とか、それこそ枝分かれしていく生命のツリーから

(大げさ?)ひとりはぐれちゃったような。
ゲイだったり、独身だったり、子どもがいない人は
少なからず襲われるんじゃないかな、そんな“孤独”

すごい罰当たりなことを書くと
「親が死ぬ」ことよりも
自分に「帰る場所がなくなる」ことのほうが怖い。

その「孤独」を子どもに味あわせたくなくて
世の親は口うるさく「結婚しろ」って言うんじゃないのかな。
(もちろん、ほかにも“縁”があることは知ってた上で)

そんなことを感じたのが『悪人』

大好きな吉田修一さんがご自身で「代表作」と
言って憚らないこの作品
じつは買ったまま放置してたんだ。
テレビで流れる陰惨なニュース。
正直書くと、地方で起こる
貧しさや愚かさゆえの事件に嫌悪感あったんだ。

ビートたけしの母親の格言じゃないけど
もう少し「学」があったら…
閉塞的な場所から脱け出せたら…
違う未来を切り拓けたんじゃないか…って。

それを小説を読んでまで、共有したくない!って
ソファの片隅に、放り投げてたの。


でも、妻夫木くんと深津ちゃん主演で映画化が決まり
さらに被害者の保険外交員の女の子を
満島ひかりちゃんが演じると聞いた瞬間
一気に、この小説の世界が、目の前に広がったの。

他者に疎んじがられる役を演らせたら、一番なんじゃ?
強い磁力を持った「怖ろしい子…」by月影先生。

今年最初徹夜読み!(で、夢中になって眉毛抜いたの)

深津ちゃんが演じる(もう彼女の演技してる姿が
目に浮かんだ!)主人公・祐一と逃亡を図る女性・光代の
「私ね、祐一と会うまで、
一日がこげん大切に思えたことなかった。
一日なんて、あっという間に終わって
あっという間に一週間が過ぎて、
気がつくと、もう一年。
私、今まで何しとったとやろ?
なんで今まで祐一に会えんかったとやろ?」


「私を待ってる人がいる、これまでの人生で
そんな場所があっただろうか」


あたしはこの主人公たちのように
ケータイを握りしめて「出会い系」に
すがるほどじゃないし(昔は体の関係求めて
使用したこともあるよ、この話はまた!)
SNSやtwitterで、
不特定多数と繋がっていたいと思わん。
けど、そのネットの言葉の向こうには
失ったり、欲しがったり、一喜一憂する人たちの
人生があるんだなぁ、って

むしろ“孤独”や“痛み”のほうが
人の息が感じられる世の中なのは、ちょっと悲しいけど。


そんでね、この本の読後感は良かったのは
終末に向けて、主要登場人物たちが
自分の“罪”や“孤独”と向き合っていくんだよね。

決して「被害者面」しないの。

「仕事が大変で、毎日つまらない」
「子どもがいるから、こんなに我慢してる」
「あんな人と結婚しなきゃ良かった」
「不景気のせいで」「時代のせいで」
なにかのせいにして、誰かのせいにして
「被害者になる」のは、やっぱり人生逃げることになっちゃう。

(これ、あたし自身を戒めてます。)
自分で、選んだんだもん。
“孤独”にも、“責任”にも向き合わなきゃな。

奪われてたまるか。負けてたまるか。

やばっ いろいろやることあったのに
TBSのオールスター感謝祭観ちゃった。
でも、今や規制規制のテレビ製作のなか
こういった生放送は、タレントの素が
垣間見られるよね(出ちゃうよね)
今回ゲーム(競技)に必死になってる
山本裕典くんらの姿見て
『タンブリング』観てみようかな~、と。
(『新参者』はもちろんのこと
『アイリス』も観ようかな……)

そういった意味で、エッセイも
週刊誌のルーティンだと「素」がにじみでる。
週刊文春で連載されていた室井滋さんの
『すっぴん魂』
著者自薦の『すっぴん魂 大全 紅饅頭』を一気読み。
なんど読んでも、室井さんの知人の知人の話。
(もうその時点で都市伝説?)
住んでたマンションで殺人事件が起こり
翌日警察官が事情聴取に来た話は怖いよ~。


どんなに着飾っても、「文章」ってその人が
表れるよね。
特に芸能人有名人はその姿振る舞いも
視覚で捕えられてるし。

あたしは自虐ネタが<痛々しくなく>出来る人
作家だと酒井順子さん
芸能人だとキョンキョン、YOUとか千秋とか、
そして室井さんらの文章は信用できる。
あとは感情に無防備で、
それでもリリカルでクレーバーな北川悦吏子さん。

いま週刊AでやってるS年隊Hの
「自分がどんなに素晴らしい人たちに
目をかけられてきたか」の自慢話のオンパレードや
心と体、そして美も鍛錬の元こんなに美しい!と
タレントF・Nさんのサイト記事とか
みんな、素直に憧れて読んでるの?
あたしは「絶対友だちになれないよなぁ」
「自尊心傷つけたら、一生恨まれそう」と
すんごい意地悪目線で読んじゃうんだけど…。

(読んでるのか?!)

いや、昨日中学校からの友だち何人かと会って
(正確には小学校、いや幼稚園からの幼なじみ)
みんなシニカルで、でも自分も笑い飛ばすことのできる人たちで
あーー、あたしはちゃんと友だちを「選んで」きたのだ、

しみじみ思ったのだよ。

あたしの文章どうすか?
イイ人に見られたい!と魂胆空しく
性格の悪さや、「あたしが!あたしが!」って
自意識過剰なとこが、ダダ漏れですね。
えへっ。

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