妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

朝日新聞の日曜版 おススメのマンガ欄で
紹介されていて「読みたいなぁ」と思ってたら
ちゃんと、会社のマンガ裏シンジゲートから
回ってきました。
願えば叶う!!

『ちょこらん』

「鬼」のような女の子を同級生にもった
小学生の男の子の悲喜劇を描いたマンガです。

あたしが小学生の頃の思い出と言ったら
Nカバンをたすきがけにして
日能研に通った日々(可愛げがない)。

模試の成績順に教室、座席順が決められていて
幼心に、「弱肉強食」を思い知らされたなぁ。


でも、ある意味努力した分だけ
結果がハッキリ分かる単純な世界。
幸せだったのかなぁ。
それに、あたしは年端もいかないこの頃から
お受験の「傾向と対策」を練ってきたので

おとなになって、恋愛も、仕事も、
「これだ!」と照準を定めたモノに対しては
傾向と対策を練って、突き進んでいく習性が
うまく生かされてる気がすんだけど…。

(まったくもって、可愛げがない(;≧д≦))

あーーーイライラした。

それでもページをめくる手が止められなくて
駅から会社までの道でも
歩きながら読んでたよ。

佐藤正午さんの『身の上話』

あたしは、感情的で、怒りが全身を駆け巡ると
ぐわっ!と体温が上昇するときがあるんだけど

どんなに憤っても、憎んでも
人は殺せない気がする…


で、でも、わかんないなぁ。
この小説のように、ちょっとしたボタンのかけ違いで
人は思わぬ方向に転がり落ちていくんかな?


地方の書店員が、宝くじを買いに行ったついでに
東京に住む不倫相手を見送りに行くと……

面白くて怖くて一気読みしたんだけど
自分の手元に置いておきたくない小説。(ノ∀`;)

だって、出てくる登場人物全員に嫌悪感抱いちゃうの。
最近ありがちな「絶対悪」のキャラクターも
出てくるんだけど、その人よりも
自分の“意思”が薄弱で、周囲に流されまくる
主人公に終始イライラっヽ(*`д´*)ノ


長男気質(?)か、自己中心な性格なのか
あたしは、自分で意思決定しないと気が済まないで
もう読みながら、うぎゃぁーーーハッキリせんかいっ!と
ここでも体温上昇。


でも、この佐藤正午さんって初めて読んだ作家さんなんだけど
読み出したら止まらんかったよ。


この本も会社の人が貸してくれたんだけど
「本好き!」って言いまくってると
自分じゃ、絶対手にしないような本が回ってくるからイイ!

同じようにね、絵柄から絶対買わないような漫画
『深夜食堂』も回ってきたよ。これも面白かった。
これ、この前ドラマ観たら
我ら(笑)のトオルちゃん、風間トオル
ノンケ(笑)のAV男優役やってるじゃないすか(人゚∀゚*)
息をはぁーはぁーさせて上に覆いかぶさる姿

あーー永久保存版で録画しとけば良かったっ。

一日が36時間だったらいいのに…
そしたらもっとテレビもDVDも観れて…

でもそんななか
『きのう何食べた?』『君届』『舞姫』
『リア・クロ』『DMC』『GANTZ』
『ディアスポリス』
etc
なんだ?なんだ?あと思い出せない、
もう大好きなマンガたちの最新刊ラッシュで
そこは、ちゃんと読んでたよ。


おなじみのものだけじゃなく
またまた会社のマンガ・シンジゲートから
回ってきた作品が面白くて
睡眠時間を削って一気読み。

日本アルプスの山岳救助隊と
山岳ボランティアを務める三歩という男が
織り成す人間ドラマ『岳』

この先、ぜってーー山には登らんっ(ノ`△´)ノ

「ローーーック」と落石で頭パカーン
転落や滑落で、裂傷に、骨折、砕けた体
突風、落雷に、雪崩、火山性ガスに
高山病に、凍死、いや死体で見つかればいいものの
何年も行方不明だった人の白骨死体
捜索に向かう救助隊、そして待ち続ける家族。
一気に殺してくれればいいけど(いいのか?)
「救助」もしくは「死」を、ただただ待っているのは
すごく耐えられないっ!!


ど、どうして、そんな危険を前にしてまで
人は山に登るのぉーーー???

残念ながら、ちっとも分からなかった。
いや、そんなあたしでも、
「山」へ向かう人にとって
「山」には抗えない魅力があるのかなぁってのは

このマンガを通して、すんごく伝わってきたよ

まぁ富士山登頂でさえ、酸欠でヒーヒー苦しみ
せっかくのご来光記念写真もひとり杖にもたれ
酸素ボンベを手にして、顔面蒼白。
ヨセミテに行ったときは、ロープで
岩登りをしている人たちを見ているだけで
お尻の穴がキュウっーーーー(;≧д≦)と締まったもの。

もう、絶対二度と山には登らないけどねん。

あたしは山を制覇するなら、
カッコイイ男の“頂き”制覇したいっ(ノ∇≦*)

マンガはおススメね!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

私もあなたの数多くの作品のひとつです

BRUTUSの最新号
『美しい言葉』特集

「あなたは、何と言って死にますか?」
「あなたは、何と言って葬られるのでしょうか?」

頭に書いた、赤塚不二夫さんへのタモリの弔辞をはじめ
チェ・ゲバラや松田優作、著名人の遺言や
葬る言葉を読んでたら、目頭が熱くなってしまい
買ってしまった。

私を含めてたいていの物書きは補充がきく。
しかし、彼女のあとを継げる者は誰もいない。
ナンシー関のいない日本なんて。


坪内祐三さんのナンシーへの追悼文に改めて大納得。

ほかにも、日航機墜落事故の犠牲者の方が
墜落するまでのわずかな時間に
家族へ書き遺した「幸せな人生だった」との
感謝の言葉は、本当に胸に突き刺さりました。
言葉って、言霊というように、「力」があるよね。

特集にも組まれてたミスチル、甲本ヒロトの歌詞だとか、
松本隆さん、阿木燿子さん、阿久悠さんの
作詞家としてのプロのお仕事を目にすると
最近の「会いたいよ、会いたいよ」と言ってるだけの
お嬢さんがたの歌は「薄っぺらいなぁ~」と。
(ついでに言うと、絢香の引退前のあの持ち上げ方は
大いに疑問。もちろん事務所が強いからなんだけど
たった3年で、勝手に結婚して、多くの人に迷惑かけておいて
みんな空の下~♪って歌われてもなぁ)

愛の言葉集では、やっぱり
ルパン@『カリオストロの城』のクラリスへの
「どうかこの泥棒めに
盗まれてやってください」
が載っておりました。
これがラストの銭形警部の
「彼奴はとんでもないものを盗んでいきました、
あなたの心です」
(キュゥィーーーーン+.* (*Vдv艸) *.+)
に繋がるのだ。

素敵な言葉の中に並んでると
ドラえもんのジャイアンの
「おまえのものは、おれのもの。
おれのものは、おれのもの」

哲学的に見えるから不思議。

さすが詩人の谷川俊太郎さんの

嫉まれるがいい
憎まれるがいい
幸福もまた
無傷ではない

疑うがいい
苦しむがいい
愛もすでに無心ではない


に、心が打たれたよ。

今回、この雑誌には載ってなかったんだけど
あたしが、・:*:・:オォオォ(*´∀`人):・:*:・と思った言葉は
トム・クルーズ主演の映画『ザ・エージェント』
レニー・ゼルウィガー演じるヒロインに
(いま、思えば、あたしが嫌いな俳優コンビだ!)
伝えるプロポーズの言葉
「You complete me.」

あとね、北川悦吏子さんのドラマのセリフは
あたしの乙女度指数をぐぅぃーーーんと上昇させる
言葉の宝庫
でもあるんだけど
そんなかでも、何気ないひとこと、
『ビューティフルライフ』
常盤貴子演じる杏子が、
柊二(このときのキムタクは大好き!)に言う

「ねえ、柊二 
あと何回、こうやって呼べるかな? 柊二って」


す、すみません、本当なんでもない言葉なんだけど…。
あたしはね、人をあまり下の名前で呼べないんですよ。
別にそれで距離感が近い遠いって訳じゃなく。
実際、どーーんなに長いつき合いでも、仲が良くても
苗字で呼ぶ率高し
(だから学生時代の女友だちが結婚しても
いまだ旧姓の苗字で呼んじゃうの。該当者ごめんなさい)
苗字のあだなは大丈夫なんだけどね。
だから、下の名前で呼ぶ女友だちは、数えても5人ほど。
(ま○みちゃんだとか、みほ●だとか)
男友だちにいたってはゼロですからね。

それよりなにより、
反対に、あたしのことを下の名前で呼ぶ人がいないのだ!!!
苗字が珍しく、キャラに合っているせいかな?
(逆に名前はイメージと違うと言われるのだ)
秘かに「鈴木」さんや「佐藤」さんって
クラスや職場にふたり以上いると、下の名前で呼ばれるから
羨ましいのです。

そんなこんなだから、
人生でいちばんファーストネームを呼んでいる人が
いまの相方。

「ねえ、○○○」のあとに、時には罵倒し
時にはわがままを言って、
時には他の誰にも言えないようなことを言ってきた。

あと、何回、彼の名前を呼べるのかなぁ?と思うと
いっぱいいっぱいもっともっとずっとずっと呼びたい!

ケンカしても、ムカつくことがあっても、そのことを思うと
怒りや悲しみがスーーーって引いてゆくんだ。

話はすごい飛んだけど
彼の名前の呼びかけのあとはもちろん
みんなにも、悪口や愚痴より
なるべく人の心に残るような「美しい言葉」を
発していかねば
…(゚ー゚; 無理か。

あたしの直属の上司は女性なんだけど
彼女に言ったんですよ。

「人事異動ってないんですかぁ?
そろそろ担当を替えてほしい……」
って。

そしたら

「美味しいもの、買ってきてあげるから!」

って、訳わかんねぇ~/(@゚ペ@)ウーン
食べもんで口封じかよ。
まぁ、買ってきてくれたお寿司は食しましたが。

でも同じ場所にずっといるのって
良くないと思うんだよね。
「主(ヌシ)」と化して、誰も注意できなくなる。

普段、サンダルに履き替えて働いてるんだけど
夜になって、疲れてくると
そのサンダルさえ脱ぎ捨て、靴下でフロアを
歩きまくってますからね、あたし。

右手に持ったマミーをストローでチューチュー吸いつつ
左手の3本100円のクシ団子くわえながら。
眠くなると、歩きながら歯みがきしてるし
(そうすると、周りの男性が「あっ?!マリリン
誰かとキスしようとして、歯磨いてるんだ!」と。)

誰も咎めない……。
傍から見たらアラフォーのおっさんが
かなりヤバいシチュエーション。


歩くのさえ面倒くさくなったら、
はるか彼方の席の人へ、用件を叫んでるし。

今日も、仕事で<大学の学部>のこと、話してて
「んじゃ、法・経の人はどうすんすかっ?」
「あっ!家政の人は?」
って、シーンとした職場で
大声出したら、
みんなに「マリリン、やらしぃーー!」って。
ハテ?
あたしと同じように分からなかった人は
上の会話の学部の部分をカタカナにして
大声で叫んでください。


でも、それなりにあたしだって
嫌なことや、我慢してることはあって…。


そんなときに、借りたマンガ
益田ミリさんの『週末、森で』を読んでいたら
しんみりしちゃった。涙ぽろり。

ひょんなことから田舎暮らしをはじめた
翻訳家の早川さん。
そんな彼女のもとに遊びにくる女友だち。

最初はね、スローライフとかロハスとか
「自然のなかでこそ、本来の自分になれる」とか
「都会生活からの“癒し”」とか

もう、けっーーーっ( ゜д゜)、ペッ
てな内容かと思ったら、

「悪口大会、なんていいお正月」と声を揃えたり、
ムカつく人を毒づきながら
「死ね!の4番!もうひとつ死ね!の14番」
ロト6の番号を選んでいったり 
どこにでもいる(?)OLのクサクサした日常のなかで
フト、森の中で過ごした時間を思い
心が軽くなるって、お話です。

アラフォー、いやアラサーの女子必読です。
ただ、すんごくすんごく疲れたときに読んでね。


あたしは、やっぱり今の街で、場所で生きていきたい。
物欲や、お金にまみれて(金にまみれたい!)生きていきたい。
「やわらかいから、雪にも、風にも強い」ブナの木のように
心を折れずに、生きていこう。
目的地に行くためにだけじゃなく、歩いていこう、っと。




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