妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

連続ですが、吉田修一さんの『ひなた』
千葉の元ヤン・レイが高級ブランドH(エルメスですね)に
就職した春から、夏、秋、冬にかけて
就職活動を前にしたその彼氏・尚純
信金勤めで学生時代の仲間とアマ劇団をやっている尚純の兄と
出版社勤務の兄嫁のそれぞれの視点で描いた季節のお話。
なーーんてことない日常に、じつは四人とも(その親も含めて)
誰にも言えない気持ち、過去や人間関係を持っているの。


この本の感想というより、
職場の人にも、あたしが知らない家族や恋愛関係、
悩み、秘密がいっぱいあるんだろうなぁ~
という当たり前のことに、改めて気づき、
ちょっと怖くなってしまったよ。

(友だちは多少共有することあるけどさ)
そりゃ、あたしは見た目バリバリで
オネエ資質を醸し出しているけど
どんな人を好きなのかなんて、一部の人しか知らんし。
お互い、なーんも知らんな。

逆に、すごい密接だった人が縁遠くなり
ある日、過去の亡霊として現れ、
自分の封印していたモノを目の当たりにしたり。


昔の仕事仲間の女友だちらとお客さんの口からは
異国の言葉しか出てこないDEEPな中華料理店
神田の「味坊」で新年会をしました。
一緒に机を並べていた職場を全員辞めてからも
彼女たちとは、いろんな国に行ったり、
飲んだりしてたのですが
今回は、当時の男性社員も呼んでみよう!ってことになり
あたしが好意を寄せていた人も来たんですよ。
10年ぶりに会ったの。


いやーー気持ち悪くなってた((;゚д゚))
久々に再会した人に、そんな感想イケないけど。
いや、ルックス自体は10年前と変わらず
若々しいし、あたしが好きだっただけあって
<見るだけなら>平均上なんだけど

醸し出す雰囲気や、発する言動がね
一言「気持ち悪い」(*≧∀≦)

当時から「あいつはヤバい」って
みんなは言ってたんだけど、あたしひとり“恋は盲目”ちゅうか
見ないふりしてたの。


時を経て、冷静に見たら、「うへぇ~ヤバい、ヤバい」。
(このヤバさを、文章で実況中継できないのが悔しい。
心の広い?変なモノ好きなアンジーは楽しんでましたが)
そんな彼も今じゃ結婚して、子どももいるらしく
ふたりきりになったとき、いきなし
「すみませんマリリンさん、あなたが僕のことを
こんなに愛しているのに、結婚してしまいました」

( ゚∀゚」)」 一瞬 何を言っているかわからなかったよ。
「マリリンさんに、すごく愛されてるのに
すみません」
って、ing 現在進行形
10年間会ってないのに。

もうね、否定するのも、バカバカしい。
男の人って、ロマンチストなのかな?
それとも他にも何人か、地球上で「あたしに愛されてる」って
いまだ思っている男がいるのかなぁ?
いや、こいつがバカなだけ。
あたしの神聖なこのブログにあいつのこと書くのも
バカらしくなってきた。

いや、このまま死ぬまで勘違いしてていい。
その代わり、あたしの人生に二度と入ってくんな!
このまま野垂れ死ねっ!!

よくさ「好きだった相手には別れた後も幸せでいてほしい」とか
あるけど、あたしはちっとも思わない。
ヤバい彼を見て(あーーぁ 具体的に説明したい!)
もうね、スッキリ抹消(笑)

女と、おかまは自分の都合のいいように
いくらでも過去を削除して、上書き保存できるんだよ!

ハイ Delete。

まぁ いつもはあたしの相方にも毒舌を吐いている
クーシュカらが「いやーー、あいつに較べたら、今の彼は
全然まともだよ。社会性もあるし、ちゃんと話せるし(笑)」と
彼の良さに気づいてくれたのが良かったことかな?

って、あんな男に較べられたら 相方さんも怒るだろうけど。
いろんな人に接して、いろんな日影を経験して
あたしは、いま、やっと“ひなた”で生きていけるのだ。

『ハイスクール・ミュージカル』のふたりも来てるし
ブラピもアンジーそして子どもたち(何人だ?)総出で
日本に来てるんだね~。

やっぱりふたりの血を受け継いだシャイロちゃんが
いちばんかわゆい。(右端ね)

妄想特急

そして先日生まれた双子のひとり。

妄想特急

(*゚ロ゚)工ッ!!『マカロニほうれん荘』の トシちゃん……?

妄想特急

小さい頃大好きだったナンセンスコメディ
『マカロニほうれん荘』

このブログをはじめたばっかのときに
ここ←ひゃっ!もう3年前!)
あたしの初恋は『はいからさんが通る』の少尉と書きましたが
(同性で、二次元の相手という歪みっぷり
『サイボーグ009』の島村ジョーはセカンド・ラブ
その後、エロスを感じていたのが
平松伸二さんの『リッキー台風』のリッキー
そして『マカロニほうれん荘』の膝方さんこと
トシちゃんだったのです。

「ハンサムなのに、言葉が器用じゃなく
社会的能力に欠けている男……」

その刷り込みで、あたしの恋愛は続いている気がする。
トシちゃんのカマキリ拳法じゃないけど
相方は、裸で(文字通り、スッ裸で)しょちゅう変な踊りや
動きをしてるし、雄叫び上げたり
子どもみたいに「ち○こ!ま○こ!」と騒いだり
(子どもはこんなこと言わないか)
反面、喋らない時は、まーーったく喋らないし
あたしが欲しい言葉は滅多に言わない。

先日、読んだのが吉田修一さんの
『静かな爆弾』
テレビ局に勤める主人公が出会った女性は
耳が聴こえず……身体的なことは
結局メタファーでもあり、誰よりも近い恋人でも
相手のことをどれだけ知っているのか。
そして、相手に何を伝えなきゃいけないのか?
本当に大切な言葉はなんなのか?


この主人公が最後に伝えた“言葉”が
あたしも欲しい。


なーんて書いてたら野村真美が結婚( ゚∀゚」)」
唐沢、船越、井上順、21世紀の裕次郎と
あんだけ結婚、離婚繰り返しておいてぇーー
って、\(・_\) ソノハナシハ (/_・)/ 『渡鬼』の葉子
(橋田先生が自分を投影しているそうです。
スガ子、じつは好きモン?(゚∀゚ ;))


独身時代に、いろんな国に旅して、結婚って
ある意味、あたしの理想~。
とにかくおめでとーございまーーす!!

風!火!水!土!
「あたし…! まだ なにもつかめていない…!!」

「あたし…! 演れるかもしれない…!!」


これの繰り返しなんだもーーん、マヤ。
案の定、公園の噴水にジャブジャブ入っていくし
(……恐ろしい子(;゚Д゚艸)、椿姫のチケット欲しさに
真冬の横浜港に飛び込んだ前科モンですから、
こんなのお手のものか)
水道は、蛇の口と書いて蛇口だし
「食べることって他の生命<いのち>をいただくこと!」だし
(マヤ、キャベツが切られて、痛ッ!(…恐ろしい子(;゚Д゚))
それにしても、マヤの家、冷蔵庫に野菜多すぎっ!!
麗さんの苦労がしのばれます。
(前巻のケータイに続いて、マヤの家に薄型テレビ!!
あぁ 確実に文明の波が……

あたしはガラカメを天才(マヤ)VS秀才(亜弓)の
大河ドラマとして読んでいるのですが
今回亜弓さんの出番少なし。

「マヤ! あなたはいったい…!もうひとりのライバル!!」
彼女もいつもの繰り返し。

五輪選手並みの猛特訓(コレって演劇だよ…ね?)
(失明したエピソードはどうなったんでしょうか?)
しかも月影先生に「優位なのは、マヤの方です…!」
そんな意見コロコロ変えたら、源造じゃなくたって
「千草さま… あなたの目はいったい
何をご覧になっているのですか…?」
ですよ。
月影千草は梅の木の下で吐血したときに
死んでたほうが……(以下自粛)
今じゃ梅の里のつり橋に火をつける放火魔ですからね。

今回4年も待ち焦がれた新刊ですが
やっぱ<恋愛>に比重がかかってるのが、
個人的にうーーん。

だって桜小路くん、気持ち悪いじゃん!!
いるかのネックレス、欲しいですか?
そんな彼に「桜小路くんがあやまるっていうんなら
こんどだけは、舞、許してあげても…」
って舞ちゃん UZEEEEEEヾ(゚Д゚)ノEEEEEEE!!
乙部のりえを越える嫌いなキャラだよ。
あんな女じゃ、亜弓さん(吸血鬼カーミラ)も
退治してくんないだろうしなぁ。
うざい同士、桜小路くんと舞ちゃんお似合いじゃん!

まぁ 速水真澄も、彼も彼で
紫のバラにくちづけするマヤ見て
┣¨ッキ━━━━((*゚д゚*))━━━━ン

って、お前は中坊か、童貞かちゅーーの。
(マヤの写真集めてストーカーだし)

なんだかね、もうね、共感したり好きな登場人物いないし
突っ込みどころ満載なんだけど、愛さずにいられない
内館牧子先生のドラマにも似た気持ち。

ただ、ドラマは3ヵ月で終わるけど……
あたしは、『ガラスの仮面』最終回
(連載バージョン、単行本バージョン)
死ぬまでに見届けることが出来るのでしょうか。
お願いしますよ!美内先生…!!
なにはともあれ、職場のOVER35女子が
全員購入してた43巻。
恐るべし、ガラカメパワー。恐ろしい子…!

うちの会社には、アラ40ならぬ
アラ60軍団がおります。そしてみなさん独身(o^-')b
しかも、結婚しなかった人が残っているという訳でなく
最初からいる人たちがみんな未婚で、誰一人辞めてない
という働く女性にとって先駆的な会社。その事実が恐ろしい。
40年近くの付き合いってこともあって結束も固く
しょっちゅうつるんでいるのです。

そんな彼女らに、温泉旅行を誘われたときは
さすがに、嘘をついて「NO」と断りましたが
クリスマス・パーティーは怖いもの見たさで
行ってまいりました!!!

アラ60の独身女性だらけのクリスマス・パーティーだよ!
ようこそ先輩!課外授業!
国営放送の本家よりよっぽど役に立ちそう( ´艸`)

会場となる、去年定年退職された
リーダー格の女性宅(安室ちゃんファンクラブ会員)は
東京の西に位置し
実家の横浜からは2時間弱
鉄道に詳しい人ならご存知かもしれないけど
渋谷や新宿の大都市を経由するのではなく
私鉄沿線をいくつも乗り継ぎ、縦断して行く経路でした。

首都圏に40年近く暮らしていて
初めて乗る電車、初めて見る風景
同じ東京でも、
高層ビルがなくどこまでも広がる空


初めて降り立った駅でいつもやるように、
時刻表で終電の時間をチェックし、
もしも、この町に住んでいたら、
「会社は何時に出なくちゃ間に合わないのね」

「あそこのスーパーで買い物するのね」
「この場所から、夕焼けを眺めるのね」
そんな「もしも」の世界に没頭しました。

特に、あたしはごく一般的な住宅街で育ったので
商店街ってやつには慣れていず
その賑わいは、異空間でドキドキしてしまいます。
距離が近く、どこか無遠慮な空気。

「この町には、いろんな人の人生が交差してるんだなぁ」
しごく当たり前のことに気づくの。


そんなひとつの商店街を中心にいろんな人の人生を
描く連作小説、川上弘美さんの
『どこから行っても遠い町』
幾人もの登場人物の気持ちや繋がりに、
「この世には、いろんな人が生きているんだぁ」
これまた基本的なことに気づくあたし。

(ほら、自分!自分!自分!だからさ、普段)

そんな本を読みつつ、向かったアラ60忘年会は
(ええ、忘年会と言いましょう)
「これ食べなさい、この野菜食べなさい
毎日ちゃんと食べてるの?ほら、この煮物おいしいわよ」と
久々に田舎に戻り(あたしは田舎ないけど)
親戚のおばちゃんに囲まれ、至れりつくせりで
おろおろしている姪(orおい)っ子気分でした。

それでもお酒が回ってくると
彼女たちの、会社の嫌いな人話、うわさ話、
そして私生活話に過去の思い出話に

「この人たちも60年、女の人生歩いてきてんだぁ」と
今日何度目かの、“当たり前のこと”に気づきましたよ。


あたしは、実際に会う友だちっていうか知人はみな
同じ学校だったり、サークル、職場の人たちばかりなんですよ。

テレビドラマみたいに、ある日偶然ぶつかって恋に落ちるとか
小説みたいに、飲み屋の常連になって、
よく顔を合わせるなじみさんと仲良くなるとか
そういうのって、まったくないんですよ。
それに結婚とか、子育てをしてると、近所付き合いや
伴侶の友人、子どもの親とか、自分の意志とはまったく関係なしに
人間関係って広がって行くじゃないすか?良くも悪くも。

そういった輪が広がない自分にコンプレックスっていうか
いいのなかなぁ?とか思ったり。

だからといって新宿2丁目をはじめ飲みにも行かないし
たとえば異業種交流会とかオフ会に参加しようとも思わない。

けど、先述の川上弘美さんのこの本

「俺は何も決めなかったと思っていた。
決めているのは、俺以外の者たちだと思っていた。
でもそれは、違っていた。

俺は生きてきたというそのことだけで、
つねに事を決めていたのだ。
ただ誰かと知り合うだけで、すれ違うだけで
ただそこにいるだけで、何かを決めつづけてきたのだ」


の文章にハッとしましたよ。
そう、あたしはただ会社にいるだけでも
このアラ60の人や多くの人と出会い
人間関係を「決めて」 築いてきたのだなぁ。

来年も 決めつづけて 生きていこう!!
この町で。どこか遠い町で

沢木耕太郎さんの『旅する力』読んでます。
「読んでます」って現在進行形なのは
なかなかページが進まないから。

でもあと1章。(って拷問なのか?)
副題に「深夜特急ノート」ってあるように
『深夜特急』の制作裏話みたいなもんで
出版社が決算合わせに出したような本なんだもーん(@Д@;

あたしが大学生の頃、沢木耕太郎さんの
『深夜特急』の最終便ヨーロッパ編が
何年ぶりかに発行され
何度目かのブームが起こり
1ドル90円の円高も相乗し
海外旅行全盛の時代でした。

あたしも『深夜特急』を読んだは読んだけど
旅行を始めた本当の理由は
大学が休みのたびに、長期で海外に行く片思いの相手と、
もっと仲良くなりたくて
共通の話題を持ちたかっただけなの。


実は、『深夜特急』のような放浪の旅に
それほど固執なくて、いや出来なくて
何ヵ月もの旅や、留学とかってしたことないのだ。

なぜかって?だって90年代はテレビドラマの
続きが気になって、日本を離れられなかったのだ。
そっちの理由もそんなもんです、ハイ。

それに今でも、あたしがしてることは
“旅”というには、申し訳ないっていうか

(いや“自分探し”とか“内面を見つめなおすため”とか
言うのも、もっとこっ恥ずかしいけど)

ちょっと金のある良家の子女が、結婚前に
世界を知るための見聞旅行、みたいなスタンスなのですよ。

(て、こんなこと臆面もなく書くほうが恥か)

もちろん、シャワー、トイレ共同の安宿や
ユースホステルを泊まり歩く旅もしたけど
(いや、今でもしてるけど)
それは“プレイ”の一種(゚ー゚;

それでも旅の“かたち”はどうあれ
沢木さんの本に影響を受けたことは否めない。

平成に年号が変わった当時、
沢木さんと向田邦子さんに、薄れゆく“昭和”を思い
読みふけってました。

今思えば、海外旅行に“日本”を色濃く投影している
向田さんの本を常に持っていくのは不思議なんだけど
海外に住む日本人が、日本の美を再認識して
故郷を愛するみたいなもんか。そうなの?


話がズレた。

海外、国内問わず、異国が好き!
言葉やリズム、匂いが全然違う地に行って
五感、それこそシックスセンスやチャクラ?
すべての感情が総毛立つのが好き(*≧∀≦*)

なによりも、毎朝同じ場所に通勤して
多くの人に守られてるあたしが
見知らぬ場所で、自分が動かなきゃ何も始まらない環境に
立たされて、歩き出し、誰かに話しかけ
時には孤独にさいなまれ
「おっ、まだまだひとりで、どこでも
生きていけるじゃん、やっていけるじゃん」

強さを再確認するんが、あたしにとっての
「旅する力」です。


て、年末まで少しでも多く更新しようと
仕事の合間にちょっとずつ書いてたら、
なんだかよくわからん。


えっ?!<(゚Д゚;)>
旅行は「男食い倒れツアーだろ?」ですって?
違うわよ!身体をはった国際交流。
<世界の社(会の)窓から>ですっ!!

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