妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: BOOK

仕事が異常に忙しく、ブログを書くどころか
ネットさえ見てないんすけど
またもや徹夜読みっ!寝ろ!
『ユージニア』
実は恩田陸さんの小説って初読みなのだ。
それもこれも彼女の原作をドラマ化した
今井翼&三宅健主演の『ネバーランド』に
なんじゃこりゃぁ(゚∀゚;)
 となってしまい。

で、文庫本になったので、これを機に、と購入。
なんでも単行本は文字が傾いてたり、
ページごとに紙の大きさが違ったり
とてつもなく印刷所泣かせの作りらしく…
確かに読んでいるうちに不穏なモノに
心が黒く塗りつぶされていく不安に駆られるの。


宮部みゆきさんの『理由』みたいなもん?
K市(金沢市ってのがバレバレ)で起きた
名家での大量毒殺事件。
現場に残された謎の詩「ユージニア」
生き残った盲目の美少女。
出版された事件録。

時を経て、語り出されるさまざまな人たちの証言。
最後の行を読み終えた瞬間
「なに?なに?」とページをめくり返し
「もう、なんなのよっー(;゚Д゚艸)」とパソコンの電源を立ち上げ
「ユージニア 解説」とか「ユージニア ネタバレ」で
検索しまくりましたよ。

で、結論、みなさん素人だろうに「書評」めちゃくちゃ上手い。
読まなきゃ良かった。すんません、こんな「すごーい」とか
「面白ーーい」の感嘆詞だけでブログ書いててm(u_u)m


ここ最近、底知れぬ闇を抱えた事件が起こるたびに
コメンテーターたちは理由付けしてるけど
もはや、言葉じゃ簡単に語れないよね。
それに、この小説のように、思い込みや曖昧な記憶で
人が見ていることなんて、ひとりひとり違う側面でしかなくて
全体なんて見えないもん。

それでも感じる、小説を覆う“悪意”
あたしも読んでいる間、ひしひしと感じて怖かったなぁ。
そして、それさえも真実かどうか分からないし。

なに書いてるんだ?そんな訳のわからなさも
この小説の魅力ってことで。
すんません、ちゃんと書こうと思ってたけど
バタバタしてて書けん。仕事しやぁーーす。ブログ更新!!

福山雅治の人気って不動だよね~。
彼のことを好きな女子って、どんな場に行っても
必ずひとりはいるもん。
木村拓哉ファンにそんな会ったことがないので
よっぽど具体的。
あたし?福山も(そしてキムタクも)
人間的に良い人なんだろうなぁ~
同じクラスや職場にいたら楽しいだろうなぁ~
とは
思うけど、けど、ときめき度では、すんません(*≧∀≦)ゞ
(なぜか選ぶ側の、上から目線。にゃは)

映画化に当たって読み直した『容疑者Xの献身』
以前読んだときは「ガリレオ」シリーズが
そんなに好きじゃなかったし
直木賞をはじめ「本格ミステリ大賞」
「このミステリーがすごい!」などなど
多くの賞を総ざらい、どんなすごい本なのよ!って
期待感がありすぎたんですよね。
「男の人ってロマンチストだなぁ~」
「だから男性作家が描く女性キャラって一辺倒なのか」
ってのが
読後の感想でした。
で、今回読んで一番の変化は
湯川が「福山にしか見えん!」(ついでに草薙は北村一輝さん)
もっといえば「みっちーにしか見えん」
「じーつに面白いっ!」が頭をよぎるもん。
篠崎や瑞江の景色が相乗効果で目に浮かんでくるよ。
すげぇ 福山!(っていうかテレビの力)

まぁドラマ化をする際に、柴咲コウ演じる女性刑事を
設定し、無駄に恋愛モノにしていた製作陣がつくる映画だもの。
この原作なんて、「純愛」モノとして、
思いっきし「泣かせ」に走るのだろうなぁ~。

だって、だって湯川の大学時代の友人、そして今回の殺人事件の
鍵を握る男・石神の役が堤真一が演じるんでしょーー???
福山の湯川的には「さっぱり分からない」!!!!
そりゃ 小説や漫画を映像化する時
読者がいる数だけ、イメージする役者さんも違うだろうけど
堤真一はないっしょ。
フジテレビ仕様では正解なキャスティングだろうけど。

それで、友人の気持ちを知り苦悩する湯川に
花岡靖子(松雪)への石神の思いに
内海(柴咲コウ)が感化されていくストーリーになって
劇場内「泣けました!」「今年最高のラブストーリー!」の
流れになっていくのだろうか?
それはそれで人の心に動かすだろうけど
ぜってー観に行かん(≧w≦;)

あたしは、どんなにすべてを投げうって愛されても
(そんなことないから、分からないのか)
自分に気持ちがないときは、何を掛けても「ゼロ」のまんま
愛情も同情も「情け」がまったく芽生えない人間
なんで
『白夜行』ほど、のめりこめなかったのだよ。
アンジェリーナ・ジョリーじゃないけど
意志薄弱な、守られてるだけの
この小説のヒロイン靖子に対しても。
やっぱり、何かを得るためには、何かを犠牲にする覚悟じゃなきゃ。
そういった意味では石神は、恋愛の数式の答えを
自分なりに見つけ出せたから幸せだったのに……

この先はネタバレになるから書けないけど
あの終末が、作家・東野さんの「罰」なのか。
この人って、「罪」を犯した人には、ちゃんと責任を負わせるね。
ただ、映画はあのラストを「感動」に差し替えちゃうのだろうなぁ。

あたしにとっての「秋」って、やっぱり「読書の秋」
この本も、一気に徹夜読み。
読者を虚構の世界に引き込む東野さんの筆力はすごいなぁ。
今回も充実した「読書時間」堪能できやした。

小説の力に、感謝。

先日上野の国際子ども図書館ってとこに
行ってきました。

男の子を盗撮に…って違う━─━(乂`д´)━─━

あたしには、中学時代からつるんでいる男女友達グループがいて
もうみなさんいいお年(って、同じ年)
全員が結婚していて、会うときは、
それぞれの奥さんや旦那さん、子どもも同伴なんすよ。
「うへぇー子ども地獄(゚∀゚;)ドタキャンしよっかな?」って
よぎることも、たまにはあるよ。
でも出会って四半世紀、
いや、何人かは幼稚園や小学校低学年から一緒。
もう幼なじみと言っていい。気を遣うメンバーでもないので、
仕事じゃない限り行くんすけどね。

で、今回は子どもも楽しめる場所ってことで
国際子ども図書館。

初めて行ったんだけど、明治に建てられた歴史的建造物を
リノベーションしていて、とっても雰囲気が良かったよ。

お子さんがいる人は、ぜひおススメだよ。
併設のカフェも学食並に安いし(お味も学食並…(oゝ艸・)

それに今回この図書館のHPを見たら
「チェコへの扉」と題して、チェコの絵本展やってたんだ。



あたしね、図書館に並んでいる絵本や
児童文学のタイトルを見て、「すげぇー読んでるじゃん( ゚∀゚」)」
自分でも驚くくらいでした。
(実家に帰ったら、屋根裏にすんげー残ってた。
いつか高く売れるかにゃ~?)
なかでもね、『点子ちゃんとアントン』『ふたりのロッテ』の著者
ケストナーだったり チェコの絵本作家ミレルのもぐらくんだったり
東欧の閉塞的な社会から生まれた本が好きだったんだ。

(まぁ それは戦時下の英国で描かれた
『ナルニア国』シリーズとかもそうだけど)
ソビエト連邦のチェブラーシカも物哀しくて好き。
『ぞうのババール』や『バーバパパ』のフランスのビビットな色彩
先述したナルニアやマザーグースに英国の底知れぬ暗さが
いまだ、その国のイメージ。
あとは安野光雅さんの『旅の絵本』シリーズ。
昔書いたけどハウス名作劇場やNHKの『ニルスのふしぎな旅』も
含めて、その幼児期の「世界への憧れ」で
いま、こうやって無い金をかき集めて旅行してるんだよね~。

(前回のサハラ砂漠なんて、まんま『星の王子さま』だし)

今の子どもって活字離れかと思いきや
その日も館内で多くの子どもたちが、
本を読みふけっていて、なんだか安心。

もちろん外で遊んだり、スポーツで健全な心を育むのも
すんごく大切だけど、
時には、フィクションにひきこもり
想像の世界に生きて、不健全な心を養うのも
将来役に立つよ!
と、
最後は子どもたちと一緒になって
江戸川乱歩を読みながら、思ったあたしデス。

いまだカステラを食べるたんびに『ぐりとぐら』思い出すしなぁ。

物心ついたときから四半世紀
初めてじゃないかな?
1クールの連ドラひとつも観てないのって。
もっちろん『篤姫』は別ですよ。
あたしが観てないくらいなんだから
今のテレビドラマかなり危機的なんじゃ?(上から目線)
でもこれからも観続けていきますよ。
10月からのドラマで一番楽しみにしてるのは
クドカン脚本の『流星の絆』
あたし始まる前はブーイングの嵐起こしてましたが
『白夜行』が、ここ何年かのドラマで
かなりお気に入り。

(だって、雪穂はあたししか演じられない!と
思ってたんだもーーん)
大ヒットで映画化までされるけど
『ガリレオ』は…トンデモドラマになっちったし。
映画『秘密』『手紙』といい、東野圭吾さんの作品って
TBSの野暮ったさの方が相性イイと思ってるんだ。


、『流星の絆』
これはドラマ化されるのを知った後に読んだんで
キャストも、それをイメージしながら読み進めました。

そのせいか二晩で、一気読み。
これまたミステリーなんで、内容は書けませんが
面白かった。クドカンがこれをどう脚色するのかが
今から楽しみ。楽しみ。

彼の作品って、『GO』『木更津キャッツアイ』
『タイガー&ドラゴン』にしても父子関係(擬似親子も含め)に
かなり泣かせてくるから、
この原作、サスペンスでも実は合ってるんじゃ?

“父”側の三浦友和さん、柄本明さん
そして、あたしの中でのベスト・キャスティング
3兄妹の父役の寺島進さん!(ぴったし!)

大好きな役者さんばかりで、さらに嬉しい。

それとね、妹役の戸田恵梨香ちゃんが
すんごい合ってる!合ってる!

この世代の女優さんって、たくさんいるから
そんな印象に残らない人だったけど
(エリカや宮崎あおいが強烈過ぎて・・・)
想像しながら読んだせいか、もう彼女意外考えられない。
そして待ってました!錦戸くん!
クドカン曰く「テンション高め、IQ低め」の次男を
(あたしの中では逆のイメージですが)
バッチリやってくれそう。

ただ、ただ、いいすか?
ファンの皆様に申し訳ないけど
あたしも彼は演技上手だと思うし、好きだけど
長兄役はニノじゃないでしょーーー!!

原作読んでたら、二宮くんは候補に挙がらんでしょ。
一生懸命、ニノを重ねて読んでいったけど
(「背が高い」って描写も無視して)
読んでいったけど、ラストに近づけば近づくほど
最後まで違うよ~。
あの、あの変装しての対峙シーンなんか
コントになっちゃう気がするんだけど・・・。

うーーん、なんていうんだろ?
もっと大人?理知的な感じ?
伊勢谷友介くんや玉山鉄二とか、玉木宏とか・・・
年齢が若ければ藤木直人とか…
小説はそれぞれのイメージがあるから
映像化したときは別モンだと思うし
京極さんの京極堂シリーズのキャスティングにも
まったく文句がなかったくらい無頓着なあたしが
言うくらいだから、東野さんの原作ファンはどう感じるのだろ?

それでも原作は、エンタメ度高くて面白かったし
大好きな人たちのコラボだし

二宮くんなら、クドカンなら、どんな違和感も覆して
面白くクリエイトしていってくれるんだろうな。

10月が待ち遠しい!

あっ!ネタバレしない程度に本の感想。
もっと大切な友だちがいるし
仲もそんなに良いかどか分からんけど
誰かと共謀して犯罪をするときは
あたしも兄妹でやるだろうなぁ。
なんとなく。

伊坂幸太郎さんの『砂漠』
この人の著作って、書店員さんに人気あるよね~。
横浜の有隣堂でも猛プッシュされてたので
なんとなく手にしてしまった。

ほかの作品と同じように、彼自身が住んでいる
仙台が舞台。
しかも大学生活を描いた青春小説でもあるので
自分自身の東北大学時代の半私小説??って
思うほどリアルな描写で

(本人はよく自分がよく知っている現実に
“嘘”を交えた話ほど面白い、と語ってますが)
登場人物の輪郭を想像しやすいし
とてつもないエピソードが絡んできても
細部のリアリティが、真実味を与えて
その世界に没入できるんだよね。

一気読みしてしまった。
あーー面白かった!そんな子どもみたいな感想(*≧∀≦)ゞ
だって、ちょっとサスペンス要素も入っているので
内容については詳しく書けないのだ。

あたしは、大学時代の男友達とは
ここ最近あんまし会ってないのだ。
(女友達は会っているけど)
でも、この小説で描かれる学生生活を読んでいて
その夜の夢に出てくるほど、思い出がよみがえったよ。

新宿歌舞伎町で吐き続け、
朝までつぶれたコマ劇前広場。
徹夜の麻雀、
新潟や福島などへの地方競馬観戦。
相模外科病院の廃墟への肝試し、
時間があったから出来たこと。
あたしは、体育会に入っていた訳でも
夢に向かって何かしていた訳でもない
ごくごく平凡な毎日を過ごす学生だったけど
大学生だったから“できたこと”色々やってたのだなぁ。


上野まで行ったら、芸大が学祭やっていて
15年ぶりくらいに大学の構内に入ったよ。



芸大で過ごす学生生活ってのも
かなり刺激ありそうですなぁ~@ハチクロ

あたしの母校では、学祭の最終日に
オールナイトで山手線を一周歩くんだよね。
好きな人と歩きたくて、夜通ししゃべりたくて
追いかけたあの日、

くぅーーー甘酸っぱい。

ただ このタイトル『砂漠』は、
オアシスのように守られた学生生活の外の社会は
“砂漠”って意味を持っているんだけど
確かに、ツラいこともたくさんあるけど
社会に出たら、もっといろんな人と仲良くなれるし
楽しいこともいっぱいあるよ~。


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