妄想特急999

ブレーキ壊れた妄想特急ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ止まるときは何かにぶつかる時。MOVIE!BOOK!COMIC!TRAVEL!「欲望」という名の列車に乗って日々加速中!まずは https://mousouexpress.blog.jp/archives/6265440.html を読んでもらえれば。

カテゴリ: TRAVEL Europe

ポルトというポルトガルの北部の街に着いて
中部にある首都・リスボンから日本に帰るんで
鉄道で下へ下へ移動して行ったんだけど
ポルトガルは思っていた以上に
見どころ満載で世界遺産だらけ。
ナメてた。

ポルトガル誕生の地といっている
ギマランイスはちょうどお祭りだった。

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コインブラの大学。
この重厚な扉の向こうには何十万冊の本

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オビドス、ナザレの海岸を回って

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アルコバサとバターリャの修道院は共に世界遺産。

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この辺は鉄道の便が悪いので
現地の日帰り観光ツアーを利用したんだけど
日本人もといアジア人はあたしひとり。
観光地からバスに戻ると
ほかの参加者が「戻ってきたな、よしよし」て
顔して、ニコッて微笑んでくれるんだけど
時間の管理くらい充分出来る大人
しかも、40過ぎたおっさんなんだけどなぁ。

リスボン近郊のシントラは、
何百年前に作られたにしては不思議なお城。

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そっからバスに揺られて
ユーラシア大陸最西端のロカ岬へ。

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ジェロニモス修道院
有名な「発見のモニュメント」
と、一気に世界遺産巡り。
(ここはリスボンからすぐなので、自分で回ったよ)

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でもね、そんなユネスコ指定の観光地より
今回あたしがどうしても、どうしても
行きたかったのが、ファティマ
あまり人に言えなかったんだけど
(宗教色強いし、都市伝説ぽいし)
ポルトガルに来た一番の理由なんだ。

今から100年前の第一次大戦中に
聖母マリアが、この村の3人の子どもたちの前に降臨して
3つの予言を告げたという奇跡の場所。

ずっと隠していた最後の予言が
「1981年に実際に起きた
ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂」
だったていうのを、
2000年になってローマ教皇庁が正式に発表したんだど、
「いやいやいや、第三の予言は本当は世界の終末の日」
そのことをバチカンはいまだ隠匿しているんだって説や
宇宙人が来たんだって説
もあって、
ドラマ『SPEC』にも出てきたやつね。
小学生の頃の愛読雑誌が『ムー』とか
『花とゆめ』のマンガのイタかったあたしは、
ずーーっとずっとその謎に惹かれて来たかったのだ。
クリスチャンの母にその予言の事話したら
「はぁ?こいつの育て方間違えた」って顔されたけど。

でも、今回、ずーーーと晴天続き
(基本、あたしは“晴れ男”)
半袖で涼しいくらいの快適な毎日だったんだけど
唯一、ファティマに近づこうとしたときだけど
ぐんぐんぐんぐんと暗雲が立ちこめ
ポツポツと雨粒が。

こりゃ、きたね!なにか目に見えない力が動いてるね!
ワクワクしてきたあたし。『ムー』や世界七不思議に
夢中になっていた10歳の頃の気分よ。


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そして、あたしが、記念写真を撮ろうとした瞬間に
キタキタヾ(〃゚Д゚)ノ・‥…━━━☆青空が。

script_magicalmaker,http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=2829278-1376192683-319-238

呼ばれたね。

欧米人のキリスト教徒のみなさんは
一心不乱に、お祈りしてたけどね。

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宗教の熱烈な信仰心と不安定さが渦巻いている
(だって子どもたちの証言でバチカンが動いちゃうんだよ)
不思議な不思議な場所だったよ。

ヨーロッパに行くと思うのが、いや、日本でもか。
「お酒を飲めたら、人生もっと楽しめたんだろうな」
普段から「酔っぱらってる?」って言われるから
お金がかからずに済むんだけど
ドイツやイギリスでビール、
フランスやイタリアでワインとか飲んでみたいじゃん。
ポルトガルもワインの名産地なんだ。

今回、ファドという「運命」を意味する
ポルトガルの音楽を聴きに行き

(コインブラだけは、男性が歌うのだ)

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ポルトワインを1杯クィって飲んだんだけど
土地の暑さや湿度のせいかな?
すごい飲みやすく、のどごしスッキリ。
記憶もなくならなかったヾ(´ε`;)ゝ
よくさ、朝目覚めて、裸の自分、隣に男。
「やべぇ?やったの?やってないの?」
(結局やってない)ってシーンがドラマであるけど、
女ってわからないもん?
あたしは絶対やってるもん。だってお尻が痛いもん。

そして、海に面しているせいか
どの街も魚介類が豊富。
海外行くと、お魚って調理法がイマイチ分からなくて
躊躇しちゃうんだけど
おじやっていうのかな
小さなお鍋に魚介類のスープでライスが煮込まれた
アローシュって料理。

これで8ユーロ(1000円)でいいの?ってくらい
エビ、カニ、タラをはじめとした魚介類でいっぱいなんだよ。

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あとは、サンマ!!
これはフツーに塩焼き。
大きいし、身もギッシリで、しかも5匹。
やべ、半分以上残しちゃうんだろな、
料理用に釣られたのに、サンマごめんよ、と懸念してたら
あまりに美味しくて、完食しちゃったよ。

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そんでね、ポルトガルでは
料理のあと、女性はもちろん、
老いも若きも男の人がデザートを食べるのだ。

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カステラ(こっちは半生)、エッグタルトが
有名だけど(写真があんまり上手く撮れなかった)
それ以外もクリームいっぱいのドーナツ
エクレア、プリン(ねっとり固め)、ムース
えぇ、全部食べましたよ。

夕食後、3時のおやつだけでなく朝も昼も。

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でも、とにかくビックリしたのが、夜。
バイロ・アルトって地区に行くと
写真で分かるかな?
とにかく人!人!!人!!!

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これ一本通りだけじゃなく
こんな人ごみが、道が縦3本横4本くらいの
広い地域にBARと人がビッシリなのだ。
年越しでもクリスマスでもハロウィンでもないし
しかも、この日は平日の夜。
週末はもっともっとスゴくなるっていうんだけど
どうなっちゃうんだろ?

お店からあふれて道に座り込む若者。
短髪に筋肉隆々でタンクトップ姿のゲイ・カップル
抱き合ったり、キスする人
歩いてると「マリファナ、コカインあるよ!」って
寄ってくる人、それはやらないけど
「飲もうぜ!」って絡んでくる若者。
いや、あたし、あんたの倍くらいの年のおっさんだし。
けど、お酒が飲めたら、酔っぱらった勢いで
現地の人に喋りかけたり
そもそも飲めるだけで楽しいんだろうなぁ、って。

(あたしは下半身でしか国際交流できないからさ)

夜遅くまで、寝ずに人生楽しんでる!
(現実見てないから、ポルトガル経済は…(lll>Å<)ゞャベッ)

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(これはバーではなく、普通のレストラン)

数時間に1本しかない列車に乗り遅れないよう
バッグを背負って、駅に座り込んで待ってると

「おまえは、学生の貧乏旅行かっ!?」
自分に突っ込みたくなるよ。

トイレに行きたくなったらどうしよ?
アレ?充電器、ホテルのコンセントに挿しっぱなしじゃ?
せっかくキレイにつめたバッグをガサゴソ探したり
日本で設定したはずだけど、メール受信しちゃって
高額の請求されたらどうしよ、って電源つけられないし
なんだかんだとPCも立ち上げず、ITも駆使せず
イマドキの旅行者になれないのだ。

そもそも、何十回行っても、全然慣れないし
今回、彼や友だちとも日程が合わずに、ひとり旅。

移動してれば寂しくないから、一気に鉄道で回る旅にしたんだ。
けど、そこは年を取ったのか。疲れがとれない…
しかも、この国、坂道だらけで。
日本や、世界中の団塊の世代や、高齢者って
旅行しまくってるじゃん、元気だよな。

20時間かけて(ドイツを経由して)たどりついた街は
かめもが、とにかく鳴いてた。


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最初に降り立ったのは、ポルトという街。
いま、あたしは、ポルトガルに来ています。

「なぜ?」と聞かれて、そんなに大きな声で言えない理由が
あるんだけど(下ネタじゃなく。でもポルトガルって
サッカーのロナウド選手をはじめ、美男が多いって聞いてた)
公式に言える理由は「世界一美しい書店」に来たかったのだ。

そう言うと「ハァ?」って顔をされたんだけど
実際にポルトのレロ・イ・イルマオンは
開店10時前から、お店の前に人だかり。

そして、一歩足を踏み入れると
おぉおおおーーーって。
この後、世界遺産にもなってるコインブラ大学の
300年前に建設された図書館にも行くんだけど
「ハリ・ポタのホグワーツかっ?!」てなくらい
30万冊の蔵書の歴史と重厚な空気に満ちてたんだよ。

世の中は電子書籍に進み、効率よく便利になってきてるけど
やっぱり紙の本もなくなってほしくないなぁ、
アナログな、かもめはかもめなあたしは思うのですよ。

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(店内は撮影禁止なので、これはどっかの写真)

かもめが鳴いてるときは、「ハテ?」と思ったけど
ポルトは、川を挟んだ歴史的に古い街。

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坂道は路上を走る市電で昇るんだけど
旅行者(?)が間違えて駐車してしまった
車を街の人がみんなでどかしたり。

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あとね、アズレージョといって
ポルトガルは装飾タイルで埋め尽くされてるの。

このポルトも駅の構内、家の壁、教会のなか
いたるところに、美しいブルーが。

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列車のなかで、大学時代日本語を専攻していたという
ドイツ人の夫婦(たぶん同じ年くらい)に
話しかけられたんだ。

(「リスボンは、海と坂があり、路上電車が走っていて
長崎を思い出します」って言ってたくらい通)
「どうして日本語を学んだんですか」って聞いたら
「幼い頃、東ドイツに住んでいて、いろいろあって…」
(なにがあったのか、その悲しみをたたえたような
青い瞳に聞く事できなかった…)

「ベルリンの壁が崩壊したあと、彼女と西ドイツに来て
西洋の文化を知り、千何百年と国が分断される事なく
形を変える事もない日本に興味を持ちました。
そして、行動も言葉も世界でいちばん自由な国で
素晴らしい」
と。
なんか、旅をしていると、いっぱい不安だけど
日本のこと、世界のこと、
自分とは違う角度から見られて、楽しいっ!!!

南仏旅行記。最終回

まだまだ書きたいこともあるんだけど
写真を見てもらうのが一番かなぁ。

レッツ━━━━━━o(・∀・)○━━━━━━ゴー!!

ガイドブックや旅行パンフレットにも
載っていてツアーにも必ず組み込まれている
エズの村
ニースから30分ほどなんだけど
バスが一時間に1本っていうのが
個人旅行者にはツラかったな。
もちろん行くべき場所!

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コートダジュールには
外敵から身を守るため“鷲の巣”のように
崖や山、高台の上に村があって
それがいまでも残ってるのだ。

あたしは、サン・ポール・ド・ヴァンスって
城壁の村がおススメ!!

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村の入り口では男の人たちが
ゲートボールみたいに
(これは手で投げて)玉をあてる
ゲームに興じてたよ。

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あたしの写真じゃ(構図じゃ)
よく分からないね(遠景がない)

てっぺんの時計塔を中心に
細い路地がグルグルと入り組んでいるの。

(『カリオストロの城』のイメージ)

似たような写真なんだけどヴァンスって街

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どんなにテレビやインターネットが
情報やキレイな映像を届けてくれても
陽射しだったり、木漏れ日だったり
吹き抜けてく風だったり

そういうのって自分の“瞳”しか見られない、
いや自分の“脳”でしか記憶できないから
あたしは知らない場所に行くのかもしんない。

(友だちはどんな意見を聞いても
自分の味覚でしか分からないから
いろんなものを食べに行くって言ってたけど)

国境近くのせいかマントンという街は
光も色も少し強く、イタリアぽいんだよね。

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海外、国内どこに行ってもヽ( ゚∀゚)ノワチョチョチョォォィ♪て
なるような心の広いあたしではなく
前にも書いたけど、フランス(とインド)は
本当に苦手だったんだ。

でも、今回の旅行で
すぐにでも、また行きたい国になったよ!
(プロヴァンスに行ってないし、ね)
ダメなダメなあたしでも、バスや電車で
いろんな場所を回れたし、食事も美味しいし
男はカッコいいし(ここいちばん大事)
多くの人に行ってもらいたいな。

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フランスってどの街に行っても
高齢の方と、花とメリーゴーランドが
たくさんってイメージ。


Σ(o゚∀゚o)ぁ!!!それに全部共通してる人!
カルーセル麻紀さん!!

※カルセールって「回転木馬」って意味ね。

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かゆっ!蚊に刺されまくって
かゆいっ!と会社の常備薬からムヒ探してたら
かっこいい大学生のバイトくんが
「塗りましょうか?」って。

Σヽ('Д'o)ノェッ!
虫刺されクスリって他人に塗ってもらうものなの?
イマドキはそうなの?

それはそうと大事なこと書き忘れてた。
女性にとって大切なこと。
夏の南仏はSALE真っ最中なのだよ!
行くべしっ!
あたしは旅行を満喫してて
「やっぱり、旅行にお金を遣っていこう!
服?靴?もう充分持ってるでしょ?断捨離!」

つかの間、脳が侵されてたんだよ。
帰国後、アレも5ユーロ(600円)だったのに!
20ユーロだったのに(○≧Å≦)bと
地団駄踏んでますよ。


それとね、女性が喜びそうなこと。
晩年南仏に移住してきた芸術家たちの
美術館がいっぱいあるんだよ。


芸術センスゼロのあたしでさえ
CREAに載ってたのを見てひとめ惚れしたのが
ヴァンスという街にあるマティス設計の
ロザリオ礼拝堂。
ここはね、残念なことに撮影NGだったんだけど
マティス美術館をご参考ください。

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このブルー黄色のステンドガラスでできてるの。

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そして聖書をテーマにした絵が中心な
シャガール美術館

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マティスは無料だし、シャガールは1000円弱で
ゆったり(写真も撮り放題)で観られるよ。
日本の美術館ってめっちゃ混むじゃん。
滅多に行かないけど…( ゚∀゚))、;'.・ブ
しかもマティスもシャガールのデッサン
安西水丸さん、もしくはしりあがり壽さんじゃね?
(両名とも、日本が誇るイラストレーターさんだけど)

ほかにもル・カネという街では
レイモン・ペイネが家の壁に
「恋人たち」を描いてるし

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マントンの市役所には
コクトーが部屋を描いた結婚式場があるんだよ。
キャンユーセレブレイトー♪

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カンヌでは謎の彫像がいっぱい。
そこまでリアルに…ヾ(´ε`;)ゝ


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あっ、ついでに映画館も可愛いし
(フランスもハリウッド映画旋風がすごかった。
いま、ハリウッド映画って世界市場で大盛況なんだけど
なんで、日本だけはダメなんだ?)

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本当にね、自由旅行でも、ひとりでも
バスや電車で、いろんな街に行けるから

南仏は飽きないよ。

あっ、ヨーロッパのホテルは
ちょっと暗いから、ひとりは寂しくなるけど


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世界的に有名なネグレスコ・ホテル
中も豪華。
あたしはここで踊りたくなって
見学に来てたロシア人の女の子にカメラを渡し
その踊ってるポーズを撮らせましたよ。
ヽ(゚Д゚;;ヽ)ァタフタ(ノ;;゚Д゚)ノ

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トイレも豪華~。
これだったら、トイレで目配せして
そのまんまラブ・アフェアに興じても…

なーーんて、不埒な妄想。(ノ´∀`*)エヘヘ

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えっと、南仏旅行記はまだ続く予定…
明日一気にそれぞれの街の見所を紹介するね。
す、すんません、よろしくデス(●≧з≦)っ

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