ゆとり」って実在するのかなぁ?


ってくらい、僕の職場の若者くんたちは

すごいシッカリしてるし、優秀なんだよ。

むしろ、言葉遣いは、45歳のおじさんである

自分自身がすごくヤバい……。


クドカンは「王道」から外れた人への愛情にあふれてて

観ている僕は、そんな登場人物たちに

引き込まれていくんだけど

今回は、“社会派”?!

「個人」より「ゆとり」という

大きな「世代」を描いているから

「愛」も「毒」も薄まってるような。

水を入れ過ぎたカルピス?

ミネラルウォーターよりは

味があるんだけど

レンタルおじさんも時折挟まれるギャグも薄く

だったら、フツーの水でいいよっ!

僕は、クドカンのこってりくどい

甘く懐かしく、せつない

カルピスが飲みたいんだよっ!

って、これみうらじゅんさんの

下ネタじゃありません。


ただ、確かに、叱ってくれる上司

いなくなったよね~。

(僕のヒステリーは、相手を

思いやってじゃないし……)

コンプライアンス、パワハラが

厳しくなり、失ったことも大きく。


そういった意味では、僕は

ギリギリセーフ?アウト?の世代だった!


厳しく(時には理不尽な)先輩やお局様

(時にはセクハラ)じじいたちに囲まれ

しかも、僕の次の年からは就職氷河期
採用見合わせで

3年間、ずっと社内で下っ端、一番下の立場。

可愛がられ、口出しされ、怒られ、泣いて。

「天災や事故で、電車遅延になったときも

定時に着くことを考慮して、早めに家を出ろ!」

ってな小言から

「面倒くさいことや、失敗したことから

対処していけ!隠さずに報告しろ!」

「トラブルから逃げるな!

逃げた自分からは、一生逃げられないぞ!」とか

いま思えば、なんかのマニュアル本に

書いてあったの後輩新人にドヤ顔して

人生の訓示を垂れたかったのかな?

そのときの先輩たちの言葉が、

なんだかんだと、20年経ったいまでも

働いてるときの基軸になっているもん。


そして、そんな「ゆとり」世代でも

柳楽優弥くんのパワーはすごいっ!

やっぱり、長瀬智也とか、

いつのまにか「王道」を脱線するような

先の見えないパワーに包まれた人が

クドカン・ワールドには合ってる!!