『悪人』を観て「オメェ、死ねよ!」って
殺意を覚えるような演技
満島ひかりが無双かと思ってた。

先日『アメトーーク』の
「相撲大好き芸人」を観て
全く興味を持ったことのなかった
相撲ってデブが裸になって
ぶつかり合うだけの競技じゃないんだ、って。

その放送でドルジ朝青龍が
(この前羽田空港で見たら
かっこいいイマドキの若者でビックリ)
貴乃花と対峙して「強い」って
「血筋には負ける」「チキショー!」って
感情を爆発させる一番をやってたんだけど
同じ“悔しさ”

沖縄からFolder5で
上京してきた満島ひかりは、
今、松たか子に感じているのだろうか。

「何かついてるよ」って
バッグのスパンコールを見つけられた時
とっさに「すずめ、殺される!」って
怯えてしまった、僕。

そんな中、もっと「ハングリー」を
画面から感じる女優登場。

吉岡里帆ちゃん
「白黒はっきりさせちゃダメでしょ!
裏返るもん、オセロみたいに!!!
大好き!大好き!殺したい!!!」
(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||) ロールケーキ食べたいっ!
さすが昔のあだ名が「淀君」。
そうだよ、田中美佐子の時代から
(『想い出づくり。』)
若手美人女優は、ヒロインの敵役を
体当たりで憎々しく演じることで
次に開花していくんだよ。

『少女に何が』の賀来千香子
『悪魔のKISS』の常盤ちゃん
『危険な関係』の篠原涼子
いろんな女優が走馬灯のように。

そんな演技合戦の中
ひょうひょうと。もう出オチやん!!
いやいや、今までの
「唐揚げにレモンをかけない」
「もたいまさこの息子」
「母親から逃げて、コンビニ行くと言ったまま
失踪して、今度は私から、また逃げて
病室のベッドで「妻に突き落とされた」と告白
「愛してるけど、好きじゃない」と
妻に言う男

ウワーーーーー、クドカンが(演じてないのに)
その言動をしたシーンが脳内で再生されていく〜。
この男なら言いかねない!ってな風貌。


巻さんは殺してなかったけど
ミステリーの伏線が真実に
向かって回収されて行くような

快感のキャスティング。
そうだよ、巻さんの旦那はクドカンだよ!納得。
(どことなく松田龍平➕高橋一生➗2)

次から次へと、意味がありそうで
聞き逃せないセリフと見逃せない表情。

でも、このキャスティングをしてる
プロデューサーさんだから
この先、どんな展開になっても信じられる!

「そしたらやってやりましょうよ。
しっかり三流の自覚持って。
社会人失格の自覚持って。
精一杯全力出して、
プロの仕事を見せつけてやりましょう」

これで、松さん演じる巻さんが
一気に好きになったよ。

(最後、有朱ちゃんを殺してると
思ったけど、笑)