「毎回、女性閣僚の数が少ないだの多いだのと
取り沙汰されるんですが、
それ自体に違和感がある」

元女子アナの人が言ったことに
「その通り!」って賛同が挙がってて
確かに、今の女性政治家は
ヤバい感じの人が多いけど

でもやっぱり、高齢の男性が思い描く
「当たり前の生活」が全てではないし
他者への想像力の限界はあるもん。

差別や、出産育児を経験した女性だったり
若者、いろんな立場の人の視野や意見
それこそ、数の力が必要だと思んだがー(*`Д')

最近、大多数(男性)寄りの、うまいこと言った
女性芸能人(指原とか)が、もてはやされる風潮

なんだか、逆行してる気がして、怖い。

マイノリティーが決定権を持つ力を手にして
発揮しまくる
アメリカのエンタメ界の
ライアン・マーフィー

「この街で成功するには、まず成功すること!」

『glee/グリー』
『アメリカン・ホラー・ストーリー』
数々のドラマで成功を収めた彼は
エイズ問題を扱ったノーマル・ハート監督や
次回作『ボーイズ・イン・ザ・バンド』では
ゲイとカミングアウトしてる俳優だけを起用。

そんな彼が製作したリミテッド・ドラマ
『ハリウッド』



「映画は白人のもの!」とプラカードを
掲げられるような第二次世界大戦後のハリウッドで

「女性だから」「黒人だから」「アジア人だから」
「同性愛者だから」
と、意見も言わせてもらえず
役ももらえず、名前もクレジットされず
理不尽な世界で、燻っている若者たちが
(➕年齢を重ねた女性たち)
夢と野望を持って、映画を作り上げていく話って
言っても、そこまでシリアスじゃなく
(かなり際どい下ネタも満載だし)
テンポよく、一気観できちゃうのだ!
(50分✖️7話なんで、韓ドラの長さに較べたら楽勝!)

もうね、何がいいって、
女性同士の足の引っ張り合いとか
業界ものでありがちな確執や裏切りがなく
「前例がない」「クレームがきたらどうするんだ!」
「女の決断は全て、感情的だ!」
「白人の美男美女が活躍するのが
ヒットするんだ!」と
自分たちの「正しさ」ばかりを押し付けてくる
白人男性たちに、

そして、実際に黒人が活躍することに
抗議や暴行活動を始める人たちに

マイノリティチームたちが一致団結して
戦う姿に、胸熱ですよ。


このドラマを観ると、アカデミー賞って
「女性、いろんな人種、性的指向の人が
認められる」大切な場所
なんだなぁ、と改めて。
(アカデミー賞って、黒人俳優があの会場の観客席に
座れなかったとか、もうアンビーリーバブル!)
ハル・ベリーが主演女優賞をとった時の過呼吸も
この前、決まった「条件」にも納得。

あと、同性愛者がパートナーを連れて
ああいう華やかな公の場所に現れることも
「こんな僕たちでも成功したんだ!
君は君の人生を生きろ!」
って
カメラやテレビを通して、伝えることだったのか?!
(ただ、単にノロケてるだけだと思ったよ('д` ;))
そして、同性愛者を、
ナヨナヨとか女言葉とかじゃなく

「ただ同性を好きになった人」と
自然に演じるアメリカの俳優!!

(やっぱり、僕は、貴さんの保毛尾田保毛男が
本当に、イヤだった
人間なので)

あーー、いつになったら、日本で
こういう作品が作られるんだろ?!

女装した可哀想な人か、
女友達に毒舌を吐きながら助ける陽気なゲイ
もうこの2パターン以外はないのか?!


ロック・ハドソンやヴィヴィアン・リーら
実在の人物の噂や都市伝説、ゴシップが
わんさかなのも
ライアン・マーフィー姐さん
もう、ゲイ感満載!!!


そして、僕はジム・パーソンズ演じる
ゲイで、枕営業などセクハラ満載の
有名マネージャーの嘆きの一言
「なぜ、みんな、私を父親がわりにするの?」
「美男子は、甘やかされて育ったから」って
言葉に、身をつまされたのだ!

ハリウッドの夢物語
あの時代に、あんな風に変わっていたら…。
アメリカも日本もまだまだ道のりは遠いけど
こういうドラマが作られて
観て、楽しめることに
どんどん扉は開かれてるのかなぁ。